表現のテクニック:その9「テンポ・ルバート」


テンポ・ルバートとは、「表現される感情の起伏に応じて,楽曲の速度を自由に加減して演奏すること」と辞書にはあります。

メトロノーム通りの規則正しいテンポではなく、ゆったり遅くなったりどんどん速くしたり、テンポを自由に変えて演奏することですね。

しかしこの「自由に」というのがくせもので、「自由に」と言われるとどうしていいかわからなかったりしますよね。ジャズのアドリブなんかも慣れていない人には「自由に」って言われるのが一番難しいものです。


Sさんという大人の女性の方がショパンのワルツを今弾いているのですが、譜読みももうバッチリだしバランスや強弱もよい感じ♪で、今週のレッスンでは「ではテンポ・ルバートを一緒にやっていきましょう」ということになりました。

私が弾いて全体のイメージを伝えてから、今度はフレーズごとに具体的に少し細かくテンポの揺らし方を説明しました。

そしてSさんもその感じで弾いてみると!!

私「わあ!素敵!!ショパンっぽくなったー♪」

Sさん「うん!なんとなく分かった感じがします♪」

ということでグッとロマンティックでおしゃれに、ロマン派のショパンの魅力が出せました!!


「自由に」ということでどこをどれくらいテンポを変えるというのは決まっていませんし、演奏者の解釈やその場の気分・その時の流れによっても変わってきたりしますが、基本的な、そして自然なルバートの仕方というのはある程度説明できると思います。


1、フレーズの「最初」を丁寧に弾く感じで少しゆっくりめから入る


2、そのままゆっくり弾くとずるずるしてしつこく重くなるのでそのあとはテンポに「ノって」ぐんぐん生き生きと進む


3、フレーズによるけど、いちばんの「高まり」のところをたっぷりと聴かせるようにテンポをたっぷりする。こともある


4、フレーズの終わりで「区切り」感のある場合は、そこで少し「おさまる」ようにゆっくりしていく


5、「区切り」の部分はブレスするように間合いを取る



基本的にはこうなると思います。
これは自然な流れにのっとったテンポ・ルバートの仕方です。

話し方のようなものだと考えてもいいと思います。
話の「区切り」感や、落ち着くところ、息を吸って間合いを取る、大事なところは強調してゆっくり目に話す。

それと同じだと思います。

そしてそれは必ず「自然」で、必然性があって、そして心地よいものでなければなりません。

やたらとゆっくりして本人だけが気持ちよくても流れの悪い演奏になってしまっては独りよがりな演奏になってしまいます。


そして時代的なスタイルと作曲者のスタイルも考え、その時代のスタイルの魅力、その作曲者の音楽の魅力を生かすものでなければなりません。

あとは曲の構成ですね。区切りにしても、小さな区切りと大きな区切りがありますので、それを表現して全体の流れや構成を生かすように考えます。


少し具体的に気をつけると良いことは、


「ゆっくり」だけでなく「どんどんノって」進むところも意識する。

ショパンは、ゆっくり弾くところと速く弾くところで、最終的に帳尻が合わなくてはいけない、と言っていたそうです。(←正確な言い回しは忘れました。帳尻?笑)
ゆっくりばかりだとねばっこくなるよー。


指先だけでテンポを変えようとせず、感情を乗せて歌うように弾こう

自然で心地よいテンポ・ルバートの本質です。


右手だけでなく左手でもテンポをコントロールしよう

特にフレーズの終わりで右手メロディーが伸ばしていたり休符で音が無かったりする時には左手の伴奏でテンポを変えて行くよう意識します。意識しないと割とできないです。


必ず強弱の変化とセットで変化させよう

ゆっくりする時に、クレッシェンドしながらなのか、それともデクレッシェンドしながらなのか、音量変化と合わせて表現します。



以上のようなことを意識するとテンポ・ルバートがやりやすくなると思いますし、より自然で曲の魅力をアップさせることができると思います!
いろいろ試してみてください♪



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  その7「合唱伴奏のコツ」
  その6「和音になっているメロディーを浮き立たせて弾く」
  その8「ビート感」


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このポストカード↓



今日美容院に行ったらいつも担当してくれる店長さんが、このあいだ新婚旅行で行ったルーブル美術館でお土産に買ってきてくれました♪

新婚旅行先のパリで私のこと思い出してくれるなんて・・・(涙)
やさしいな!
ショパンが上手になりそうな気がしてきた!!
ありがとうございます♪♪♪


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2019/07/10 (Wed) / 【演奏法】表現のテクニック / comment(0)

表現のテクニック:その8「ビート感」


はい!
今日のソナチネのレッスンのポイントは

ビート感!!





ビート感!!




はいここも!!




ビート感!!!






こういう8分音符の「タカタカタカタカ」という単純な伴奏系は一体何かと言ったら、

ビート感

なんですよ。


同じ音価(長さ)の音符が並んでいますが、その中身は同じじゃなくて、

 軽  軽  軽  軽

なんです。

まあ、

 小  小  小  小

と言ってもいいですね。

こうすることによってそこに「ビート感」が生まれます。
まさにEDMなどダンスミュージックと同じです。

ドン ツ、ドン ツ、ドン ツ、ドン ツ、

といったビート感。聴くと自然と体がリズムを取りたくなる感じですね。


このビート感があるのとないのとで、こういった特に古典派の曲での「イケてる演奏」「イケてない演奏」の違いが出ます!!
これ、だってこの伴奏系、このビート感がなかったらただののっぺりした音の羅列になっちゃうよ。

まあこの2音の繰り返しの伴奏系だけでなく「ドソミソ」系アルベルティ・バスももちろんそうだし、モーツァルトなんかのオーケストラの16分系「ジャカジャカジャカジャカ」もそうだしバッハの舞曲系なんかも特にそうだし、全ての音楽に「ビート感」、つまり「拍感」、そして「拍子感」が重要な「キモ」になります!

音楽に命を吹き込む、音楽の鼓動となるのがそれです。
私はレッスンで常に「重」「軽」で説明して表現しています。

昔から割と「強弱」で説明されることが多いと思いますが、もちろんそれでも同じことを言っているわけですが、どうしても「強」って聞くと力が入るし、「弱」って聞くと弱々しくふにゃふにゃしちゃったりするので、「重(おも)」「軽(かる)」で説明すると上手く伝わる感じがします。

どんな曲をレッスンする時にもこの「重」「軽」は出てきますね。


ということで、「重」「軽」の「ビート感」!
ぜひ意識して弾いてみてください♪
とくに左手の伴奏ですね(^_^)
ソナチネ、生き生きのピチピチになりますよ!!


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2019/05/29 (Wed) / 【演奏法】表現のテクニック / comment(2)

表現のテクニック:その7「合唱伴奏のコツ!!」

外を歩くと金木犀の香りがしてくる季節になりました。
秋ですねえ。

秋と言えば芸術の秋!
音楽会!!

が行われる学校も多いですね。
小、中学校では合唱をするところが多いので、今年も合唱の伴奏を練習してる子がたくさんいます。

学校によってもう決まってる子もいるし、これからオーディションの子もいます。みんながんばって弾いています♪私は合唱の伴奏を教えるのも好きです。


と言うことで!!

毎年毎年行われる音楽会の合唱の伴奏をやるみなさん!オーディションを受けるみなさん!それを指導される先生方!

のために、「合唱の伴奏のコツ」について書きたいと思います。
思い起こせばウン十年前・・・中学校で3年間合唱部に所属し部長も務め、伴奏もさんざんやってきました。そしてピアノを教えるようになってからも毎年毎年いろんな曲の伴奏も指導してきました。

だいじなポイントだけ簡潔に書きたいと思います。




1:しっかりとしたいい音で弾く

音楽会はたいてい学校の体育館とか市や町の大きなホールで行われることが多いですね。
なので、しょぼしょぼの音では広い会場の客席に音が届きません。まずはきちんと芯のあるいい音を鳴らせることが大事です。

もちろん乱暴な大きな音ということではありません。きちんとしたタッチで、たとえP(ピアノ)の部分でも遠くまで音が届くようないい音を意識しましょう。

かすれている音や曇っている音がないかチェックしながら練習しましょう。
広い会場で弾くことをイメージしながら音を響かせましょう。



2:バランスを調節する

これはソロではなくて伴奏ならではのポイントです。
合唱の伴奏では、歌の無いピアノのソロの部分(イントロ、間奏、エンディング)と、歌のある部分がありますね。その二つは明らかにバランスを変えて弾く必要があります。


歌の無いピアノのソロの部分(イントロ、間奏、エンディング)は、右手がメロディーで主役です。左手が伴奏です。ですので、右手をしっかりと出して左手は控えめに。右手のメロディーは何十人もの歌のパートに負けない存在感が出せるようにしっかり出しましょう。特にワンコーラス終わって間奏に入る頭の部分は強調できるといいですね。


歌のある部分は、ピアノは右手も伴奏、左手も伴奏です。
でもここで気をつけなければいけないのは、この場合どちらかと言うと左手が大事になります。

左手のパートは全体の「土台」となる音です。土台の音がしっかり鳴っていると全体の響きもまとまるし歌も歌いやすくなります。
特に、4拍子の曲で言えば「1拍目と3拍目」の低音はリズムの上でも重要です。ここがちゃんと鳴っていないと流れが悪くなります。少し重みをかけるようにしてそこの低音を鳴らすようにしてみましょう。



3:ドラマを作ろう

合唱曲って割とドラマティックな作りになっていますね。なのでピアノも単調にならずに表現に変化を付けて、曲にドラマを作って行きましょう!

だいたい歌の部分は、わりとおだやかできれいなA部分、だんだん盛り上がるB部分、盛り上がってフォルテのC部分(サビ)、って感じでできていますよね。


A:おだやかな部分はもちろんピアノもソフトに。イントロはしっかり右手メロディーを出して弾きたいですが、そのままの音質でA部分に入らないように。音量を落としてソフトに弾きましょう。でも左手のBASSをある程度響かせて。

おだやか部分は右手がアルペジオの場合も多いので、そこはなめらかに、きれいに弾きましょう。アルペジオは高い音の方をより出すようにするときれいです。


B:次の部分はテンションが一段アップする感じになることが多いです。すると伴奏の音形もアルペジオから右手が和音に四分音符で「ジャン、ジャン、ジャン、ジャン」みたいになったりしますね。一段アップした感じが出るように、音量もアップして行きましょう。

大事なのは、次のサビに入る前に必ずクレッシェンドがあるので、そこはピアノがリードするつもりでしっかりクレッシェンドを出しましょう。ここでのコツは、クレッシェンドの最初は一度音量を落として、それから大きくしていく!!ことです。

これね意識しないとだいたいクレッシェンドしようと思うと最初から大きくなっちゃうの。でもそうするとクレッシェンド感がイマイチ出ないのです。一度小さくしてからクレッシェンドしてみてください。とてもドラマティックにサビに入れますよ。


C:はいサビ部分は思いっきり盛り上がりましょう。ピアノの音量が出ると歌もどんどん乗って声量も出てきます。
右手も和音になることが多いですが、ここで一つ意識したいのが「はずんだ元気系」のサビなのか、「たっぷりとしたスケールの大きい系」のサビなのか、です。これ弾きかたが全然違ってきます。

「はずんだ元気系」は伴奏もただの四分音符の和音じゃなくてシンコペーションが入ったりリズミカルなリズムになっていることもありますが、この場合は左手も右手もわりとはっきりとした音で、はずんでしっかりリズムを出して弾きます。

頭に八分休符があったりタイのあるようなリズムは長い方の音に必ずアクセントが必要になります。ピアノで「ノリ」を作りましょう!

「たっぷりとしたスケールの大きい系」は、中学生とかのちょっと大人っぽい曲に多いですね。この場合は伴奏の和音ははずんじゃダメです。はずむと子供っぽくなります。

意識しないとたいてい最初はみんな和音をはずんで弾きます。フォルテですしね。でもここははずまずに和音を「長めに」押さえながら、でも腕を使ってたっぷりと音量を鳴らして弾きましょう。とてもたっぷりとしたドラマティックなサビになりますよ。

また、サビの中でもクレッシェンド部分、膨らませる部分があると思いますので、それもピアノでリードするつもりでクレッシェンドを効かせて盛り上げましょう。



4:テンポキープ

テンポも大事ですね。ピアノがテンポがふらつくと歌が困っちゃいますからね。
特にオーディションの時には歌が無くてピアノだけで弾くのでテンポが取りづらく速くなりがちです。
練習の時にメトロノームに合わせて練習することはとても大事です。
それから歌を一緒に歌うつもりで、歌が息を吸う箇所で一緒にブレスするつもりで弾くことも大事です。


と、以上が合唱の伴奏の基本になります♪
あと細かいこともありますが、歌と一緒に一つの世界を作り上げていってください!

オーディションでは特に、イントロを最高にかっこよく素敵に弾いてください!
まあオーディションに限らないですが、みんなが「どんな曲だろう」と注目するイントロのピアノソロ部分では、そこで聴いている人の心をグッとわしづかみにするように、いい音で、十分に表現を出して弾いてください。


今年もみなさんが素敵な合唱体験ができますように♪






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2018/09/30 (Sun) / 【演奏法】表現のテクニック / comment(0)

表現のテクニック:その6「和音になっているメロディーを浮き立たせて弾く」


右手のメロディーが和音になってることってよくありますよね。
そしてその和音の一番上の音、トップの音がメロディーの音で、下の音はそのハーモニーになるわけですね。

和音になっているメロディーを弾く時、和音の中のバランスを調整して、トップのメロディーの音を浮き立たせて弾きたい。

昨日大人のお姉さん、Nちゃんのレッスンでその場面がありました。


「和音の上の音を浮き立たせて聴かせたいという時、トップの音を大きく出して下の音を下げるという『音量の差をつける』という要素と、トップの音をくっきりとさせるという『音質を変える』という要素があるよ。

具体的に説明すると、『重さ』と、あとは『打鍵スピード』。この2つのコンビネーションを使う。

どちらかだけっていうことでもないんだけど、その時に応じて2つのミックスだね。

音量差をつけるには、トップの音に重さを多く乗せて、下のハーモニーの音は一番下まで押さないくらいのイメージで軽く弾く。最初やりづらいけど、ちょっと極端に差をつけて練習すると慣れてきて調節できるようになるよ♪

トップの音をくっきりさせるには打鍵スピードを意識する。その時大事なのはこの指先。ここの関節が硬くないとダメ。ここがやわらかいとクッションになってスピードが落ちちゃうんだ。音がソフトになっちゃう。

pやppの部分で、音量は出したくないんだけどトップのメロディーの音だけポーンと浮き立たせてきれいに響かせたい時は、重さをかけないで、でも硬く支えた指先でかるく、スピードを乗せて弾くと・・・ね?きれいに浮き立つでしょ?」

「おおお〜〜・・・!」

「で、音量を出したいこっちの部分では、それに重さをプラスするとほら♪ グッと音量感が出るでしょ」

「おおお〜〜〜、ほんとですねえ!」

と、その違いを表現することができます♪

Nちゃんも最初は「む、難しいですね!」と言っていましたが、何度か練習しているうちにレッスンの間でもだんだんコツをつかめてきました♪


ということで、和音になっているメロディーを出したい場合、『重さ』と『打鍵スピード』、この2つをうまく使って、ピアノのところでもフォルテのところでも美しく浮き立たせて弾いてください♪


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こちらいちご専用ベッドです☆


いちご用枕もあるよ↑





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2017/08/30 (Wed) / 【演奏法】表現のテクニック / comment(2)

表現のテクニック:その5「いい音で鳴らす」


私はレッスンで「いい音」という言葉をよく使います♪

「このキレイなメロディーをもっと『いい音』で弾こうよ!」
「5の指の音がかすれ気味だから『いい音』になるように重心を5に乗せよう」
「ここはフォルテだけどただ『強い』んじゃなくて豊かな『いい音』にしよう」

ピアノは管楽器や弦楽器と違って鍵盤を押せばとりあえず音は鳴らせますが、やはり「いい音」と「そうでない音」とは大きな違いがあります。

「同じピアノなのに先生が弾くと音が違いますね!」と言われたりしますが、やはりコツがあります。


大人でピアノを始めたTくんというお兄さんのある時のレッスンで、

「じゃあ一通り譜読み出来たところで、この曲とりあえず、一つ一つの音を全部フォルテで鳴らして弾いて行こう!」

と言うと、

「え、でもこの曲静かな曲ですよね?なんかイメージが違う気がしますけど・・・」

と戸惑っていました。


「そう!最終的には静かでキレイな表現にして行くけど、まずは『いい音』にするために『鳴らす』練習をして行こう。」

「『鳴らす』ですか?」

Tくんは家では電子ピアノということもあってこの時はまだちゃんと鳴らせていませんでした。


そして学生の時はずっと野球を本格的にやっていたというTくんに、

「そう、ピアノをちゃんと『鳴らす』にはね、ジャストミートさせることなの!」

「ジャストミート!?」

「そう!!芯で捉えて、そして振り抜くの!!(←バットでボールを打つ動きをしながら)」

「おおっ!!」

「それができてから強弱はちゃんとやるよ♪」

「ジャストミートできてから左右に打ち分けるんですね!?」

「そうそう。(笑)それでね、ジャストミートしてちゃんと鳴らせていれば例えばP(ピアノ)で弱く弾いてもかすれたような音じゃなくてちゃんとポーンと遠くまで通る響きのいい音になるんだ。野球もそうじゃない?ちゃんとジャストミートしてたら力まなくてもボールが飛ぶんじゃない?」

「そうです!!なんでわかるんですか!?」

「わかる!!やったことないけど!!」


「あのね、具体的に言うとね、『いい音で鳴らす』って、ハンマーが弦を打つまで加速したままで減速しないで打つのがコツなんだ。」

「ほおー。」

「なので鍵盤の表面の方じゃなくて底までストンと打つイメージで弾いてみよう。
野球でもボールに当たるところまで振るんじゃなくて、最後まで振り抜け!!って言うでしょ?あれは加速したままボールを打つってことでしょ?」

「そうですっ!!なんで分かるんですか!!」

「わかる!!やったことないけど!!(笑)」


「だからね、指の関節がフニャフニャしてしっかり支えられていないと鍵盤に当たった時や途中でクッションになって打鍵のスピードが減速しちゃうから、指はしっかり支えていないといけないの。」

「なるほど。」

「じゃあゆっくりでいいから一つ一つまずはしっかり『鳴らす』意識で弾いてみよう。」

「はい!」


「あ、それだと軽過ぎるな。一つ一つ、指先に重みを乗せるように弾いてみよう。」

「重み??」

「うん、じゃないと打鍵する時に鍵盤の『抵抗』に指が負けて減速しちゃうのよ。野球でもさ、打つ時に体重を乗せろって言われない?」

「そうです!!言われます!!なんで分かるんですかー!!」

「わかる!!やったことないけど!!(笑)」


「あ、なんか『鳴らす』って感じが分かってきたような気がします。」

「そうそう♪ 鳴らせてきたね!いい音になってきたよ。音に『芯』があって、『響き』があるね。」

「あーなんか気持ちいいですねえ♪」


ってな感じで『いい音』を鳴らすレッスンでコツをつかんで、この間の発表会では初めてながらみなさんに「音がきれいでしたね〜!」と大好評でした♪
電子ピアノの人でもレッスンでやっていけばちゃんとコツが掴めるようになりますよ♪

芯があって響きのある「いい音」を一度鳴らせるようになると耳がそれを快感として覚えるので、あとは自然に自分で自分の音を聴きながらそういう音を鳴らすようになってきます。子供もそうですね。
そして慣れてくるとだんだん無駄な力も抜けて楽に鳴らせるようにもなってきます。

「打つ」って言うとちょっと乱暴なイメージに聞こえるかもしれませんが、実際にピアノの発音の仕組みとしてはもちろん完全にハンマーが弦を「打って」鳴らすわけで、それをいかにコントロールして行くか、それに尽きるわけです。

このやり取りの中で出て来た、野球でジャストミートさせるイメージを取り入れてみるのも一つのヒントになるかと思います♪

そして、これは基本の「いい音をしっかり鳴らす」というレッスンでしたが、ほかにやわらかい音のタッチや軽い音のタッチなど、様々なタッチの仕方がありますね。


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こちら土浦市のゆるキャラ「つちまるくん」のぬいぐるみストラップ↓



北海道に引っ越す友達に「これ見て土浦を思い出してね!」とプレゼントして、おそろいで自分のも買いました。
つちまるくんに愛着が湧いてきた今日この頃。
なんとつちまるくんのLINEスタンプもあるよ☆
私はスタンプ二種類ともゲット済みです。


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2017/04/19 (Wed) / 【演奏法】表現のテクニック / comment(2)
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ぴこ
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性別:
女性
職業:
せんせい
趣味:
ピアノ
自己紹介:
土浦市のピアノ教室の先生でぴこと申します。
猫の「いちご」と暮らしてます。

武蔵野音楽大学でピアノを専攻し卒業後土浦で教室を開きました。

ピアノを教えることも弾くことも大好きです!
毎日生徒のみんなとレッスンするのが楽しみです♪
現在は尊敬するピアニストのN先生にレッスンしていただいています。

ジャズピアノも勉強中。千葉県のA先生にレッスンして頂いてます。

音楽理論も大好き♪理論のレッスンもします。

音楽はクラシック以外にも様々なジャンルを聴きます。

音楽以外の趣味はHIPHOPダンスです。2016年からスクールに通っています。
基本的には家で猫と過ごします。
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