「プレ・インベンション」で「メロディーの自然な抑揚」と「フレーズ感」を意識する
最近子供の生徒で「プレ・インベンション」に入った子が数人います。
「プレ・インベンション」はバッハの「インベンション」に入る前にポリフォニーの曲に慣れるのに適した曲集です。
以前教材紹介の記事でもご紹介しました。(→こちら)
ポリフォニーとは「多声音楽」、複数のメロディーでできている音楽のことです。
メロディーと伴奏、じゃなくて、メロディーとまた別のメロディー。さらにまた別のメロディー、という感じでいくつものメロディーが同時に流れ、時に追いかけ、絡み合い、一つの音楽を紡いで行くスタイルの音楽です。
同時に複数のメロディーを演奏するということは、それぞれのメロディーを聴き分け、弾き分けないといけないわけで、慣れないとなかなか難しいものです。
でもこの「プレ・インベンション」は短く、弾きやすいものがたくさん集めてある曲集で、ポリフォニーの入り口としてはとても良い曲集だと思います。
で、この本に入るとそれぞれのメロディーを生き生きと、魅力的に演奏するために、「メロディーの持っている自然な抑揚」というものをちょっと細かく、丁寧に指導するようにしています。メロディーに命を吹き込むような作業です。
楽譜に書いてある音符をただ弾くだけだと、お芝居のセリフで言うと「棒読み」になってしまいます。
また、勝手な思い思いの抑揚を付けてしまうと、場合によっては外国人が覚えたての日本語をたどたどしく話しているような不自然なイントネーションになってしまったり、あるいは「なまり」のある方言のようになってしまったりするわけです。
メロディーの「元々持っている」自然な抑揚というのは、拍子や音の上り下がりの音形、音の長さ、リズム、その背景にある和声、フレーズの中での位置、などなどの要素によって決まってきます。
そういうものを身につけて、メロディーを、音楽を生き生きと演奏できるようにしていきたいですね♪
また、フレーズについても意識的に指導します。
どこまでが一息、ここは区切りでブレスだよ、という感じで、まさに歌や話し言葉、セリフと一緒ですね。


この間東京にレッスンに行った時、いつも寄るカフェの入り口にある紅葉?の新緑がとってもきれいでした♪

一週間くらい前に拾った桜の花びらを水に浮かべておいたら、まだきれいな桜色してます!

「プレ・インベンション」はバッハの「インベンション」に入る前にポリフォニーの曲に慣れるのに適した曲集です。
以前教材紹介の記事でもご紹介しました。(→こちら)
ポリフォニーとは「多声音楽」、複数のメロディーでできている音楽のことです。
メロディーと伴奏、じゃなくて、メロディーとまた別のメロディー。さらにまた別のメロディー、という感じでいくつものメロディーが同時に流れ、時に追いかけ、絡み合い、一つの音楽を紡いで行くスタイルの音楽です。
同時に複数のメロディーを演奏するということは、それぞれのメロディーを聴き分け、弾き分けないといけないわけで、慣れないとなかなか難しいものです。
でもこの「プレ・インベンション」は短く、弾きやすいものがたくさん集めてある曲集で、ポリフォニーの入り口としてはとても良い曲集だと思います。
で、この本に入るとそれぞれのメロディーを生き生きと、魅力的に演奏するために、「メロディーの持っている自然な抑揚」というものをちょっと細かく、丁寧に指導するようにしています。メロディーに命を吹き込むような作業です。
楽譜に書いてある音符をただ弾くだけだと、お芝居のセリフで言うと「棒読み」になってしまいます。
また、勝手な思い思いの抑揚を付けてしまうと、場合によっては外国人が覚えたての日本語をたどたどしく話しているような不自然なイントネーションになってしまったり、あるいは「なまり」のある方言のようになってしまったりするわけです。
メロディーの「元々持っている」自然な抑揚というのは、拍子や音の上り下がりの音形、音の長さ、リズム、その背景にある和声、フレーズの中での位置、などなどの要素によって決まってきます。
そういうものを身につけて、メロディーを、音楽を生き生きと演奏できるようにしていきたいですね♪
また、フレーズについても意識的に指導します。
どこまでが一息、ここは区切りでブレスだよ、という感じで、まさに歌や話し言葉、セリフと一緒ですね。
この間東京にレッスンに行った時、いつも寄るカフェの入り口にある紅葉?の新緑がとってもきれいでした♪
一週間くらい前に拾った桜の花びらを水に浮かべておいたら、まだきれいな桜色してます!