ピアノ男子!!

先日幼稚園生の男の子のお母さんから「お姉ちゃんの小さい時よりなかなか練習しないんですよね〜」と聞きまして、ああそう言われてみれば男女の兄弟のおうちでそういうことあるなあと思いました。

でもだからと言って男の子がピアノに向いてないなんてことはもちろん全然ないです。
例えば今年3月の発表会では子供チームでは小学生で1人、中学生で1人男の子が出演しました。どちらもお姉ちゃんや妹もピアノをやっています。

この2人がこれがまあなんて言うかどちらも愛嬌のあるキャラクターで(笑)、大人の生徒さんたちや子供のお母さんたちの中にファンがいるほど人気者なのです。
その人気の理由は愛されるキャラクターに加えて、2人とも演奏がとても音楽的なところ。

「○○くんやんちゃな感じだからピアノもそんな感じで弾くのかと思ったら、すごく丁寧にきれいな曲を弾いててびっくりしました!」とか、「あのお兄ちゃん、気持ちを込めて楽しそうに弾いてて、なんだか感動しちゃいました。」とかってお母さん方から感想をいただくほど。
ほんとに2人共発表会で素敵な演奏ができました。

しかし。(笑)
やはりその2人もコツコツ練習するタイプではありませんでした。特に小学生のSちゃんは、もっと小さい頃は毎週のようにレッスンで私とケンカですよケンカ。(笑)かんしゃく起こして私に怒られ泣いたりすねたり・・・。でも次の週にはケロっとしてます。怒られても泣いても、1度も「やめたい」って言ったことは無いです。
そんなこんなでいろいろありながら、だんだんお兄ちゃんになり怒られることも少なくなり、楽譜もグングン読めるようになりいろんな曲を弾けるようになり・・・今では「なんだかお姉ちゃんより練習するんです。(笑)」とお母さんやお父さんに言われるようになりました!

中学生だったNちゃんは高校生になりましたが、まあ相変わらず家での練習はあまりしないものの(笑)レッスンでは楽しく練習して読譜力も表現力も付いてきました。
男の子たちは本人が興味を持つとびっくりするくらいグンっと力を付けて成長しますね。

それは大人でもそうです。
今年の発表会で大人チームで参加してくれた20代のお兄さんのMくんは大人になって初めてピアノを始めて、今年でうーん6回目くらいだったかな?発表会。
今年はドビュッシーを弾きましたが、とても素敵に仕上げて弾いていましたよ!今までも坂本龍一やジャズなどいろんなジャンルにも挑戦してきたし、クラシックもショパンやラヴェルなど難しい曲も発表会で立派に弾きこなしてきました。Mくんは大人から始めた人たちの星ですな!「ええっ!大人から始めて数年であんなに弾けるようになるんですか!?」と言われたりします。

もちろん女の子もみんな真面目でグングン上手になるけど、女の子がコツコツ着実に成長していくのに対して、男の子ってある時ドドーンッ!!って急に伸びたりするからびっくりする。(笑)

あと今気付いたけど、今話に出た3人の男子たち、共通点があった。3人とも親御さんがすごく音楽好きな方なんです。
小学生のSちゃんはお父さんバンドやっててドラマーだし、高校生のNちゃんはお父さんかなり本格的に作曲されるしピアノも弾けるしお母さんもピアノ習いにいらしててピアノ大好きだし、そんなわけでSちゃんとNちゃん2人はおうちに「音楽室」があるのですよっ。

で大人のMくんはお父さん実は昔プロで音楽活動してたそうなのですよ。今も本業の傍ら時々音楽活動されてるんですけどね。

そうだなあー、だから自然と3人とも音楽好きになったていうのもあるのかもしれない。Nちゃんもクラシック聴くのも好きだしなあ。
やっぱり「好きこそモノの・・・」は事実です。練習も大事だけど、みんな普段から素敵な音楽をたくさんたくさん聴いて、ピアノ好き!音楽好き!って気持ちをグングン育ててほしいなあ〜って思います♪

男の子は女の子と違う大変さもちょっとあるかもしれないけど、でも「やめたい」って言い出さない子はきっと大丈夫。ピアノが好きなはずです。背も急に伸びるみたいに、ピアノもある時ググッ!と伸びる時が来るんじゃないかな。
素敵なピアノ男子、これからも増えていくといいなあー♪


先日ぶどう畑に行ったらぶどうの葉っぱがキレイでした♪



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2013/11/14 (Thu) / ピアノ教室日記 / comment(0)

マズルカ13番 どんなんなってんねん!!

最近大人の生徒さんでショパンのマズルカの13番(op.17-4)を弾いている方がいまして私も久しぶりに弾いてみましたが、いや〜〜改めてなんていい曲なんだろうー!!!としみじみ思っているところです。

マズルカはショパンの祖国であるポーランドの民族舞踊で、リズムに独特の特徴があります。
ショパンは祖国を非常に愛した人でマズルカを60曲近く作りました。

で、この13番。
なんて・・・なんて言ったらいいの・・・・・。
和声。和声なんだよね。和声が一つ一つ変わるたびに心を締め付けられるような、胸が揺さぶられるような・・・!!

なんちゅー美しく悲しく甘い曲を作んねん!!
メロメロになるちゅーねん!!
一体どんなんなってんねん!!!

ってことでちらっと分析してみた。

まず冒頭。
Am(イ短調)やっちゅーてんのになんでAmの和音(ラドミ)一切出てこないねん!!



これや。この不安定な響きの冒頭ですでに心揺れ動くっちゅーねん。
2段目でG7のドミナント出て来て平行調にでも行くのかと思ったら案の定の偽終止や。
うまいことかわされとるやないかい。

そんで見てみい。
そのあとの右手のメロディー、2音の下降フレーズ4回も続いてんねん。
このメロディーがどうしても「でもー・・でもー・・でも・・・でも・・・」に思える。
どんだけ優柔不断やねん!
しかもその和声が7thやっちゅーのに解決もせんと2回も連続で半音で平行に下降してくるってどういうことやねん!
お願い・・・お願いだからじらさないでトニックに解決させて〜!!

でもまあその最後の7thはこの曲の調のドミナントであるE7が来て、ああやっと、やっとAmが来て落ち着くのね、と思ったら・・・・・

Amになったのたったの1拍だけやんけ!!
1拍!?
2拍目にはもうDmや。
どんだけはっきり答え出したくないねん!!
またはぐらかされとるやんけ!!

そんなこんなでやっとちゃんと主和音であるAmに落ち着くのはこの楽譜で4段目の最後、イントロ終わって16小節目なのです。

ってなんかふざけてるみたいだけど(←ふざけてる)ほんとにこの和声すごいなーと驚きの連続です。左手の伴奏はここまでずっと4分音符で淡々としたリズムなのに、この解決(不安定なドミナントの和音から安定感のある主和音へ進行すること)感の薄い繊細な和声進行の中で、和音の音が1音変わるたびにふと陰ったり、懐かしんだり、愛おしんだり、焦がれたり、その繊細な心の変化、微妙な思いが表現されているのです。

こんなこと誰ができる!?
いや、できない。(反語)
できないよーー!

で、これは次のセクションになるんですけど、さっきの静の部分に対してリズミカルな動きのある部分ですね。



ここの和声でもなんとも印象的な音があります。
真ん中の段のDが出てくるところ。Amの曲なのでDの和音のファの#はノンダイアトニックの音なんですよね。ここのDは・・・なんなんだろう?Fの#はドリアンの響きを出すためのもの??
そしてそのあとのレの#。(やじるし)
これ。これは左がミを弾いてるから鋭い音になるのでとても印象的。しかもその前のドの音から減7度の下降!
でもこれがまたカッコイイわけだ。
このレの#は?
次のE7のドッペルドミナントとしてのB7の導音としてのレの#なのか!?

む、むずかしい。むずかしいけどカッコイイ。
こんなのなんでサラッと入れられるのか。

その下の段のシの♭もすごい素敵だけどなんだろう・・・倚音的な扱いなのか・・・。
ショパンの魅力は繋留音とか倚音の扱いの超絶上手いところだからなあ。



最後のページのこのAのトニックペダル(オルゲルプンクト?)上でのこの和声の絶妙な変化ったら!!



うーーー機能を説明してくれ〜〜〜。

でもって最後はイントロと同じ揺れ動くFの和音で終わるじゃん?



う・・・最後まであやふやなまま私の心を置いてきぼりにするのね・・・・・。


かっ・・・・・・・・・・

甘美すぎる〜〜〜〜〜!!!!!

甘美すぎて楽譜見てるだけで頭しびれるわー。なんていい曲でしょう。
ショパンってきれいでロマンティック〜♪はもちろんそうだけど、実際は和声もすごく複雑だし当時としてはかなり革新的なこともサラリとやっちゃってるんじゃないかな。
でもどこまでも歌心があって美意識に貫かれている。
やはり最高の芸術の一つでしょうね。
そんな音楽に触れられていることが幸せなことだなあーと思う日々です♪
ありがたいありがたい。
そしていつまでも、この繊細な音の一つ一つに心が震える感性を持ち続けられるように、頭が固くならないように、心と耳が柔軟でありたいと思っています。

(※クラシックの和声表記ではなくコードネームで表記してあります。しかも自分のメモ的なものなので大雑把です。すみません。)



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2013/11/07 (Thu) / ピアノ教室日記 / comment(0)

あと1時間だけ〜!

1番最近入会した小学1年生のAちゃんはレッスンがとっても楽しいらしく、レッスンの終わりの時間になってママがお迎えに来ると「あ〜んもうママ来ちゃった〜」と残念そうで、そしてママに向かって、

「ママお願い!!あと1時間だけ遅くお迎えに来て〜!」

とお願いしたりします。(笑)
そんなにレッスンが好きなのはなによりデス。

でもレッスンは特にそんなにおもしろいことや変わっていることをやっているわけではありません。ごくごく普通の内容だと思います。(テキストや教え方はいろいろ研究したり工夫したりしてるけど。)

ピアノのテキストで宿題の曲を数曲と新しい曲を数曲やります。あとリズムのテキストでリズムを叩いたり読んだりします。あとソルフェージュ。それからノートに宿題を出します。
もう少し時間があれば、最初の頃なら「まねっこゲーム」と言って模倣奏をします。もっと進んできた子はリズム聴音やメロディー聴音をすることもあります。

でもそんなごく普通の内容でも、やっぱりピアノを弾く、弾けるようになるって楽しいんだと思う。
むしろその本来の楽しさを信じているから、小さい子でも特に変わったこともせずごく普通の内容でレッスンします。
まあその代わり先生がちょっと変わってるからちょうどいいんじゃないかな。(笑)

本来の楽しさ。
音符が自分で読めて弾けるようになれば楽しい。知っているメロディーを弾けるようになればうれしい。丸をもらってどんどん進めたら楽しい。
そのうち進んできて素敵な響きの和音やロマンティックなメロディーに心がときめいたり、もっと進んで憧れのショパンやベートーヴェンが弾けるようになったら・・・!!
その頃には必ず音楽が人生を、生活を彩り豊かにしてくれるものとしてかけがえのないものになっているはずです。

いや〜〜そこまで長いんだな〜〜これが。(笑)
長い。長いよ〜。(涙)
でも先生はいつも、そして最初からそれを目指してみんなのレッスンをしてるのですよ。
長ーい長ーい目で見てレッスンしてます。
道のりの途中には山もあるし谷もあります。
でもきっと乗り越えられる。音楽にはそれだけの力があります。
ま、時には一休みしたり回り道したりしながら、楽しみながら山登りして行きましょう♪


この間梨狩り&ぶどう狩りして茨城の秋の味覚を楽しんできましたよー!

   ヒャッハー!

ここです! →古宇田農苑

ここの果物はめちゃくちゃおいしいです!
梨もぶどうも木で完熟したのはスーパーで売ってるのと全然味が違います!
香りが豊かでびっくりするくらい甘くてジューシー!
ついでにそこで屋外バーベキューもしてきたよ♪
もう少ししたら栗拾いや柿狩りもできるのでぜひぜひ秋のお出かけにどうぞ♪


そしていちごです☆

   ニャ?



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2013/10/03 (Thu) / ピアノ教室日記 / comment(2)

英語のスピーチとピアノ!

うちの教室の大人の生徒さんで、英会話教室の先生をされている方がいらっしゃいます。
生徒さんたくさん教えられてていつも本当にお忙しいのにピアノも楽しんでらっしゃいます。
頭が下がります!

先日、英会話の中学生の生徒さんがスピーチのコンテストで素晴らしい成績をおさめられたそうです。
おお〜おめでとうございます!!
そうしたらその方が、
「ピアノのレッスンがスピーチのレッスンにすごく生きたと思います!」
とおっしゃいました。

「ピアノと通じる部分がたくさんある気がします。『間』の取り方とか強弱とか緩急とか・・・。表現についてピアノのレッスンで先生に教わってきたことが生かせて、いいアドバイスができたように思います。」

とのことでした。

おおおお〜〜〜・・・!!
それは私もすごくうれしいです!
そしてなるほどと納得です。

ピアノ音楽、器楽は元をたどれば声楽だし、声楽の元は言葉ですものね。通じる物がありますよね。

私もピアノを弾いたり教えたりしていて、お芝居に似ている所があるなーと思ったりしていました。
楽譜は台本で、同じ台本でも演じる役者さんや演出によってしゃべる速さも、間の取り方も、抑揚も変わってくる。解釈が大事ですよね。
なので英語のスピーチでもそうだろうなあと思いました。

私はピアノで表現についてレッスンする時も、なるべく具体的に、そしてなるべくその根拠まで説明するように心がけています。
「そこはうたって〜」とか「気持ちをこめて〜」っていう言葉は、自分で違和感を感じるので使わないです。
気持ちをこめて、ってどうすんねん。うう〜〜悲しいぃぃぃぃ〜〜!!って顔するんかい。って生徒が困惑するかもしれないもんね。

テンポのこと、音量のこと、そして音質。それを音にして表現するための指や腕や上半身の使い方。
一つ一つ、私も実際に弾いて聴かせたり、歌ったり、タッチや動きを見せたりしながら、生徒が頭でも理解して体でも実感してできるように一緒にやっていきます。
先ほどの英会話の先生されている生徒さんもそうやっていろんな曲を一緒にやってきたので、それが英会話のレッスンでも生きて、そして素晴らしい結果を出せているなんてとてもうれしいです♪

私がレッスンしていただいているN先生も、「『うたって』なんて言葉は最も不親切だ」っておっしゃってました。N先生もいつも具体的かつ実践的なアドバイスをして下さいます。そしてそのための指や腕の使い方、時代的な考察、そこで表現されている他の楽器の音色のイメージ、当時の楽器の特色、和声的なこと、作曲家についてなど、いろいろお話して下さいます。
何より先生が弾いて下さる音がすごい説得力。(笑)
「あーそれだわー」って思う。(笑)
N先生に一歩でも近づけるようにがんばりますー!


これ、お土産でもらったカスタネット!!

   

なんとフグカスタネット!!
かわいい♪
さっそくレッスンで使わせてもらってまーす☆


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2013/09/05 (Thu) / ピアノ教室日記 / comment(0)

バッハ!バッハ!!

私の教室では大人の生徒さんのレッスンでは生徒さん本人のやりたい曲でレッスンするのですが、みなさん本当にいろんな曲にどんどんチャレンジしていて私もレッスンしていてすごく楽しいです。
ショパン、ベートーヴェン、ドビュッシー、ブラームス、シューマン、リスト・・・クラシックの名曲の数々や、クラシック以外の曲も素敵な映画音楽やバラード曲など、いろいろです。

そして一般にはちょっと敬遠されがちなバッハをやりたいと言って持って来てくれる人も多いです♪
私がバッハが好きなのもちょっと影響してるかな?発表会の講師演奏でも今までにバッハの名曲で、「シャコンヌ」や「半音階的幻想曲とフーガ」、リスト編曲の「オルガンのための前奏曲とフーガ BWV543」など弾いてきました。普通あまり講師演奏で弾かないと思うけど。(笑)

でもいいんですよねえ・・・ポリフォニーならではの立体感。絡み合って紡がれていく感じ。そしてバッハならではの宗教観を背景とした厳粛さ、重厚感、清らかさ、でも雅やかさもあるし歌心や教会の響きがイメージされるハーモニーの美しさ・・・舞曲形式では生き生きとした躍動感やビート感にも快感を覚えます。

弾いてて飽きない・・・というか、弾けば弾くほど味わいがあって楽しいんですよねー。

バッハを持ってくる生徒さん達も、「このバスのテーマが出てくる所でゾクゾクきますね〜!」とか、「譜読みは苦しいんだけど弾けてくると楽しくなってくるんですよね〜♪」とか、「子供の頃はなんだかさっぱり分からなかったけど、大人になって弾くといいですよね!」などと言って楽しんでくれてるようです。

つい先日もフランス組曲に取りかかっているKさんのレッスンでKさんが、
「この、音が重なっている所がなんだか快感に感じてきたんです」
とおっしゃっていました。

それ!

それです!!!

Kさんが弾いている曲は3声になっていて、右手が常にソプラノとアルトの2声を弾くようになっています。
どちらかのメロディーの音を伸ばしながらもう一方のメロディーの音を弾いたり、片方を伸ばして片方の音を切ったり、慣れるまでは結構弾きづらいのです。押さえておくべき音を離してしまうことがよくあってちょっと苦戦していました。

ところがこの間のレッスンではそれがずいぶんスムーズにできるようになっていたので「できてきましたね!」と言ったら先ほどの事をおっしゃったのでした。

「この間レッスンで先生に言われたように、片方ずつ弾いたり、片方歌いながら弾いたり、片方を f で片方を p で弾くっていうのをやったりしたらできるようになってきました♪」
とのことでした。
なんと素晴らしい!!
「重なっている所が快感に感じてきた」というのは、「聴こえてきた」ということです。
同時に弾いている2本のメロディーが、2本に、別々に聴こえてきた、ということです。
どちらも同時に聴こえる、聴き取れる、っていうのは慣れるまでなかなか難しいのです。人間って普通はどれか1本のメロディーしか意識しては聴けないんですよね。でもそれが「聴こえてきた」ということは、「聴き分けられる」ようになるし、すると「弾き分けられる」ことになっていきます。
そうすると聴いている方にもちゃんと別々のメロディーとして立体的に聴こえてくるのでポリフォニーの良さを表現できるようになるということです。

素晴らしい進歩です!!
ああ〜〜私もうれしいなあ〜♪

で、バッハでそういう「聴き分け」、「弾き分け」ができてきたら、ショパンやベートーヴェンなど他の作曲家の曲でもそれがすごく生きてくるはずです。音量のバランス、音質の弾き分け、それぞれの声部の歌い回しや表現などなど。それで音楽の学校では必ずバッハは勉強するし試験などでも取り上げられるんですよね。

ただバッハは慣れないと譜読みもしづらいし、あとよく言われるのが「どんな風に弾いていいのかわからない」ってことですよね。
古典派以降の曲とはちょっと勝手が違いますからね。子供の頃にやっていたとしても、実際ちゃんと教わっていない場合って多いんじゃないかと思う。私も子供の頃はよく分からなかった。

まあ大学でもやったけど、でも私は今レッスンしていただいているN先生に教わってずいぶん勉強になったと思います。N先生に教わってからバッハも前よりも自信を持って教えられるようになったと思う。和声的なことや宗教的な背景などを知るとバッハの理解は深くなると思います。

あ、なんか長くなってきちゃったな。
バッハと言えば自分で弾く時に最近考えるのは、なんていうか「グルーブ」っていうか、テンポのコントロールです。
バッハはロマン派のような大きなテンポの揺らし方はしないけれど、でもだからと言ってメトロノーム通りに弾くものでもないわけです。
上手いな〜、素敵だなあ〜〜、というバッハの演奏は必ずいい「グルーブ感」があるのです。
上手い揺らし方、自然で音楽的な歌い回しがあるのです。
そこをもっと身に付けたい!
心地よく、センスの良い、音楽的なテンポのコントロールができるようになりたーーーい!!
っていうのが最近の野望(?笑)です。
そしたらもっとグッとくる演奏ができるはず!
N先生のレッスンでもやはりよくそのことは言われたりするので、今の課題ですね。

や、バッハの他の作曲家でもそう思う。テンポ、アゴーギクのコントロールをもっと大人の表現にしたい!!
って思うけど、バッハのはまたちょっと違うんだな。
まあだいぶ長くなっちゃったからバッハの話はとりあえずこれくらいでいいや。(笑)
バッハ、生徒のレッスンでもどんどんやりたいし、自分でも弾いていきたいです。


あとね!!!
話は変わりますが・・・・・・・
私、ジャズの発表会に出ることになった。(照)
今通ってるジャズの教室で発表会があるんですって。
で、私はジャズはその場でアドリブでセッションかませるほどの腕前は無いので、譜面書いて弾くのはどうかなあ?と思ったんですけど(ジャズ習ってるのは即興アドリブができるようになるためなので)、でもドラムとかベースをサポートで付けて下さるらしいので、それは良い経験になるかな!?と思って参加させていただくことにしましたー♪
書き譜だったらいくら難しくてもいいのでカッコ良くしたいなー。
曲は「Stella By Starlight」にした。これやってみたかったんだー。
わ〜〜やることがいっぱいだよ〜〜!!
がんばる!!

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2013/08/25 (Sun) / ピアノ教室日記 / comment(4)
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プロフィール
HN:
ぴこ
HP:
性別:
女性
職業:
せんせい
趣味:
ピアノ
自己紹介:
土浦市のピアノ教室の先生でぴこと申します。
猫の「いちご」と暮らしてます。

武蔵野音楽大学でピアノを専攻し卒業後土浦で教室を開きました。

ピアノを教えることも弾くことも大好きです!
毎日生徒のみんなとレッスンするのが楽しみです♪
現在は尊敬するピアニストのN先生にレッスンしていただいています。

ジャズピアノも勉強中。千葉県のA先生にレッスンして頂いてます。

音楽理論も大好き♪理論のレッスンもします。

音楽はクラシック以外にも様々なジャンルを聴きます。

音楽以外の趣味はHIPHOPダンスです。2016年からスクールに通っています。
基本的には家で猫と過ごします。
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