大人の生徒さん ♪

大人の男性の生徒さんでMさんという方は去年の春からピアノを始められて1年ちょっと経ちました。
私より年が上の方でピアノは全くの初めてでしたが、今週のレッスンをしながら、(いやあ〜一年でこんなにしっかりと弾けるようになるんだなあ〜!)となんだか私が感動しました。(笑)

お仕事もお忙しいし小さいお子さんもいらしてなかなか思うように家での練習はできないとのことですが、レッスンにいらっしゃると本当に熱心に練習されてコツコツ進んできました。3月には発表会にも参加されました。

今はご本人の希望でドリカムの「未来予想図Ⅱ」を練習されています。


リズムも難しいところもあるし音の動きも幅の広いところや指がくぐるところがあったり左の伴奏も和音が多かったりといろいろポイントがある曲ですが、でもそれもだんだん慣れてきて一つ一つモノにしてきました。

音符を読むのもずいぶん慣れてきたのですが、最近指のタッチや動きなどもずいぶんしっかりされてきて、すると音の響きも良くなってくるんですよね。それで(ずいぶん変わってきたなあ〜!)と感動しました☆
ご本人にそう言っても、「え?そうですか?」とあまり自覚はないようですけど。(笑)

でも大人の生徒さんはみなさん本当に熱心で真面目にレッスン受けて下さいます!
みなさんそれぞれお仕事や家事や子育てでお忙しいですが、そのほんのちょっとの隙間の時間を使ってピアノを弾かれたり、なんとか時間を作ってレッスンに通われたりしています。

お忙しいみなさんですが、それでも「ピアノを弾くのが楽しいです♪」「弾いてると夢中になっちゃいます」「曲が弾けてくると楽しいですね」と楽しんで下さっているのを聞くとうれしいです!

この前の発表会の打ち上げでは、「練習してない時でも先生が『大丈夫だよ』って言ってくれるから続けられます☆」「うんうん!」と大人の生徒さんたちが言って下さってました。

いや、子供の生徒には「練習しなさいよ!」って言うけど(笑)、大人はみんな事情があるじゃないですか。(涙)そりゃ練習できない時だってあります!そんな時はレッスンで一緒にやります!
一緒にやるとその場で間違えも直せるし、いろいろアドバイスできるし、何より心強いじゃないですか1人でやるより!
サボれないっていうか。(笑)
なので濃い練習時間を過ごせてなかなか有意義ですよ♪

そんなわけで大人の生徒さんたちには、無理なく、楽しく、でも手応えのあるレッスンを提供していきたいなと思っております♪


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2015/06/04 (Thu) / ピアノ教室日記 / comment(0)

ホットロード

今日はピアノの話ではないんですが、中学生のAちゃんとレッスンのあとお迎えを待っている時に去年公開だった映画「ホットロード」の話になりました。



Aちゃん「私ホットロード観に行ったんですよー」
先生「えっ!!そうなの!?」
A「はい!も〜感動してすっごい泣いちゃって」
「えっ!!うれしい!!」
A「???」
先「いやあのね、私ね、原作の漫画がすっごい好きだったのよ昔。コミックス持っててもう何十回も何百回も読んで。それでね、去年映画観たかったけど見逃して、でもどうしても観たくてDVD買ったの。(笑)」
A「ええ〜っ!?そうなんですか〜!?」
先「そうなのよーそれでさ、Aちゃんとかは原作知らないでしょ?でも原作知らない今の子もそうやって同じように感動するんだなーと思ったらうれしかった!」
A「感動しました!こんなに泣ける映画ってあるのか!ってくらい」
先「いやーよかったよね!!私もさー原作に思い入れがあったから、実写は観たさ半分、がっかりしたらやだなーって怖さ半分だったけど、すごいよかった。臣くんも期待してなかったけどよかったし。」
A「かっこいいですよね〜///」
先「うんかっこいいよね〜///」

と女子2人で(え?)感動とトキメキを分かち合いました。

主演の能年ちゃんもよかった。私「あまちゃん」見てなかったから能年ちゃんのことよく知らなかったけど、すごくよかった。
すんごいオファーはあったのにもかかわらず原作者の紡木たくはずっと実写化を断ってきたけど、能年ちゃんならということでこの実写化が実現したというのも納得。能年ちゃんは和希の傷ついて壊れそうな儚さと透明感のある心のきれいさとそして真っすぐな強さを体現していた。ビックリするくらい。

そして原作の空気感をよく実写でここまで再現できたなーと思いました。この監督の「陽だまりの彼女」も映画館で観て号泣したけど、この監督だからできたんだなーと思いました。

この「ホットロード」は中学生の少女が主人公なのですが、単なる恋愛モノでもないし暴走族とか出てくるけどよくある不良モノでもないし、心の痛くなるような孤独や、家族の愛や、命の尊さ、誰かを大切に思う気持ち。いろんなことが心に深く響く物語です。


私もAちゃんくらいの時に夢中になって原作を読んでた。
今映画を観ても、あの頃と同じように思春期の主人公と一緒に心がトクントクンと波打つ。
でもあの頃にはあまり感じなかった主人公のお母さんや先生の想いも心に響くようになっている。

あの頃から何も変わらない自分もいるし、知らないうちに変わっている自分もいる。
あの頃の自分は今の私を見てどう思うかな。
なんかちょっとヘンな大人になっちゃったような気はしてるんだけど(汗)、でもあの頃の自分にあまり恥ずかしい自分にならないようにしていきたいなあ。(すでにいろいろ恥ずかしいけど。でもこれからこれから!汗)

とそんなことをふと考えました。
時を超えて、Aちゃんと同じ感動を共有できてうれしかったです♪



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2015/05/01 (Fri) / ピアノ教室日記 / comment(4)

成長の春 ♪

今年はお花見に行きそびれあまりたくさんの桜を見る機会もなかったのですが、うちから見えるちょっと遅咲きの桜が今日あたりいい感じでした♪



さて発表会が終わって一ヶ月くらい経ちますが発表会の経験で子供達がググっと成長したなあと感じることがいろいろとあってうれしい日々です♪

みんな難しい曲をがんばったのでまず譜読みの力が伸びましたね。
元のテキストに戻って進めると、なんだか楽譜が読みやすくなっているように感じるようです。スラーのつなげる所、切る所なども前よりも気をつけられるようになりました。

そして表現力もアップしている。発表会の曲がドラマティックだったり大きいホールで弾くことを想定して幅広い強弱の出し方を体得したことで、新たに練習している曲の強弱表現も私に言われなくてもクレッシェンドなど上手に出せるようになっています!

あとはその子それぞれのピアノへの取り組み方でも「おっ!成長してる!」と感じることがあります。

小学2年生になったHちゃんは完璧主義で間違えたりするのを 気にするタイプで、前までは新しい曲を練習する時にちょっと難しそうだな〜と感じると、「う〜ん、今日は片手ずつだけでいい」と消極的になっていたのですが、発表会が終わってからは私もちょっとビックリするくらい積極的です。
私が「これちょっと難しいから、今日は片手ずつだけにしようか」と言っても、「う〜ん、両手もやってみる!!」と自分からどんどん挑戦して、少しくらい難しくても何度も弾いてモノにする根性がついてきました!

お母様にそのことを話したら、「家でもさいきん『次の曲もやってみる!』とかって自分で先の曲も弾いてみたりしてるんです」とのことでした。

それから小学4年生になったIちゃんは、あるレッスンの時難しくて何回練習してもなかなかうまく弾けない所があってちょっと涙が出てしまった。私は「ここ難しいから片手ずつからゆっくりやればいいよ」と言って帰して、うーん大丈夫かなあ?とちょっと心配していたのですが、次のレッスンの時にはそこが両手でバッチリ上手に弾けてた!!

「すごーい!!ここ難しかったのに上手になったねー!!」
とほめると、得意気なキラキラ笑顔でIちゃんも喜んでいました。

そのIちゃんは先日のこちらの日記でも書いた、今年の発表会の「がんばった大賞」をあげたいくらい努力した子です。
曲をいくつかに分けて練習メニューを作り、毎日毎日たくさん練習しました。
そして、「がんばれば難しい所でも必ず弾けるようになる」ということを心から実感できたんだと思います。だからこそ、新しい曲でも同じように自分の力でがんばって乗り越えることができたのでしょう。

HちゃんもIちゃんも、そしてその他のみんなも、自分の力でがんばってやりとげられた経験が自信となり、そして大きな力になってるんだなあと私もうれしい気持ちになりました。

小学2年生になったYちゃんもこのあいだのレッスンでほめたところ、

「はっぴょうかいはむずかしいきょくをやるからレベルがあがるんだよ」

と噛み締めるようにしみじみとおっしゃられていました。(笑)


そんなこんなでみんな学年も上がり、日々成長を感じる春でありました♪
今年度も楽しくピアノ弾いていきましょう!


あっ、そういえば昨日東京のN先生のところにレッスンに行って、帰り遅くなったので特急で帰ってきたのですが特急も変わったんだよね!
全席指定席になって、特急券の券売機で座席表が表示されて席を選んで買うんですよ!!
まあ自由席並ばなくてよくなってよかったかな☆


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2015/04/06 (Mon) / ピアノ教室日記 / comment(0)

天使の歌になる

私の教室には特別支援学校に通う、少し障がいを持ったN君という高校生のお兄ちゃんがいます。
彼はもう10年以上レッスンに通ってきてくれていますが、レッスンに来るといつも学校での事や家族で出掛けた時の事や自分の趣味のことなどいろいろお話してくれて、満足したところでピアノを弾き始めます。
素直だし茶目っ気もあり、そしてとても優しい男の子です。

レッスンではいつも楽しくピアノを弾いていて、発表会でも毎回素敵な演奏をしてみんなに好評です。
音楽好きなご両親の元で育ったせいか、音楽を感じる柔らかい感性を持っているなあと思います。

N君のレッスンの時間の途中でいつも5時を知らせる「ゆうやけこやけ」の音楽が外から聴こえてきます。するとN君は必ずピアノを弾く手を止めて、または私と話していた時には「シッ」と口に指を当てて話を止め、音楽が終わるまで目を閉じて静かに聴き入ります。時には聴きながら手で指揮を振っている時もあります。音楽が終わるとまたピアノを弾き始め、または話の続きに戻ります。


昨日のN君のレッスンではペダルの響きのきれいなアルペジオの曲を練習しました。しばらく練習してだいたい弾けるようになったところで、

「こっちで弾いてみるね」

と言って1オクターブ低くして弾き始めました。弾き終わって私が、

「うわあ〜低い音がすごく響いてたね!」

と言うと、

「うん、今のは男の人。今度はね、天使の歌になるよ!」

と言って、今度は元の高さより1オクターブ高い位置で弾き始めました。時折目を閉じて気持ち良さそうに弾いています。
弾き終わると、

「先生、今のはどうだった?」
「おお〜ほんとに天使が歌ってるみたいだったね!音がキラキラしてたよ!」

これがほんとうにきれいな音で弾くんです。ちゃんと自分の音を聴いて鳴らせてるんですねえ。
すると、

「今度は天使の赤ちゃんだよ」

と言って、もう1オクターブ高くして弾きました。きれいな音で、響きを味わうように弾いていました。

「わあ〜きれい!天使の赤ちゃんだったね♪」

と、いろんなバリエーションを聴かせてくれました。
N君は自由に音楽を楽しんでるんだなあと思ったレッスンでした。私も楽しかったです☆
そんなレッスンもいいですね♪




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2015/03/31 (Tue) / ピアノ教室日記 / comment(6)

「いい音」とか。マンモスとか。

や、やっと終わったよ・・・カクテイシンコク…やっと終わったからブログ書くよ・・・
カ、カク、カカカカクテイシンココクコクコココ・・・・・・(←慣れない作業で壊れ気味)


えー発表会無事終わりましてね、みんなそのあとのレッスンでは達成感と開放感ですっきりさわやかな顔してましたねー。

それぞれいろんな感想など言っていましたが、子供たちは「あの曲がよかった」「あの曲弾いてみたい♪」とか、「緊張したけどよくできた!」「大人の人たちすごかったー!」などなど。初めて出た子も「また発表会出たい!」と言っていたと聞いてホッとしました☆
大人の生徒さんからは「子供の生徒さんがみなさんきれいな音で弾いてましたねー。小さい子まで、フニャフニャした音じゃなくて、みんな音がきれいでした。」と言って下さったり、子供の生徒のお母さんは、「先生の生徒さんはみんな表現がありますよね、男の子も気持ちがこもってて。ただ弾いてる、っていうんじゃなくて。」と感想を下さいました。

私もとてもうれしいです♪
「いい音を鳴らす」っていうのは私も教えていて意識しているというか、大事にしているところです。
決して「強い音」とか「大きい音」ということではなく、「いい音」。
これはうちのピアノが「いい音」と「そうでない音」の差がタッチではっきりと出るということも大きいかなと思いますし、レッスンで生徒に意識させるよう弾いて聴かせたり、タッチの仕方による違いを試させたりしながら指導しています。

音質は生徒の手のタイプによってもけっこう違ってくるのですが、でもまず「意識させる」こと、「違いを気付かせる」こと、「具体的なフォームやタッチを教えること」でだんだん変わってきます。
家で電子ピアノで弾いている場合はコツをつかむのにちょっと時間がかかる感じはしますが、それでも毎週レッスンで生のピアノで弾いて、指導を受けることでちゃんと変わってきます。大人でも、子供でもです。

そして、表現のある演奏と感じていただけたのもうれしいです♪
みんなが自分で、「これが弾きたい!」と選んだ曲。だから必ず「グッとくる」曲なはず。そして「グッとくる」表現ができるはず。

でもやはり、最初からそれができる人はいません。なのでレッスンで、「ここはこうしたらこんなに!ほら!ね?グッとくるよね!」という演奏を弾いて聴かせたり、そのための具体的な方法を教えながら、一緒に音楽に命を吹き込んでいきます。まあこれは大きなことから小さなことまで、そうとういろんなことやりますね。

「教える」というのは、「引き出す」ということなんだなーと最近よく思います。
その曲の魅力を引き出す。その生徒の力を引き出す。
そして、目の前で生徒の演奏が、その音楽がキラキラ輝きだすとこちらも本当にワクワクします。
生徒も私もいろんな苦労をしながらですが、今回の発表会ではみんなキラキラした演奏ができたのではないかなと思います♪


さて私は発表会前の一ヶ月くらいは全く出掛けられなかったので、とりあえずマンモスに会ってきましたよー!


いやーロマンがあるわー。
マンモスとか。恐竜とか。
三葉虫とか。
アンモナイトとか。
メガロドンとか。




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2015/03/15 (Sun) / ピアノ教室日記 / comment(6)
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プロフィール
HN:
ぴこ
HP:
性別:
女性
職業:
せんせい
趣味:
ピアノ
自己紹介:
土浦市のピアノ教室の先生でぴこと申します。
猫の「いちご」と暮らしてます。

武蔵野音楽大学でピアノを専攻し卒業後土浦で教室を開きました。

ピアノを教えることも弾くことも大好きです!
毎日生徒のみんなとレッスンするのが楽しみです♪
現在は尊敬するピアニストのN先生にレッスンしていただいています。

ジャズピアノも勉強中。千葉県のA先生にレッスンして頂いてます。

音楽理論も大好き♪理論のレッスンもします。

音楽はクラシック以外にも様々なジャンルを聴きます。

音楽以外の趣味はHIPHOPダンスです。2016年からスクールに通っています。
基本的には家で猫と過ごします。
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