表現のテクニック:その8「ビート感」


はい!
今日のソナチネのレッスンのポイントは

ビート感!!





ビート感!!




はいここも!!




ビート感!!!






こういう8分音符の「タカタカタカタカ」という単純な伴奏系は一体何かと言ったら、

ビート感

なんですよ。


同じ音価(長さ)の音符が並んでいますが、その中身は同じじゃなくて、

 軽  軽  軽  軽

なんです。

まあ、

 小  小  小  小

と言ってもいいですね。

こうすることによってそこに「ビート感」が生まれます。
まさにEDMなどダンスミュージックと同じです。

ドン ツ、ドン ツ、ドン ツ、ドン ツ、

といったビート感。聴くと自然と体がリズムを取りたくなる感じですね。


このビート感があるのとないのとで、こういった特に古典派の曲での「イケてる演奏」「イケてない演奏」の違いが出ます!!
これ、だってこの伴奏系、このビート感がなかったらただののっぺりした音の羅列になっちゃうよ。

まあこの2音の繰り返しの伴奏系だけでなく「ドソミソ」系アルベルティ・バスももちろんそうだし、モーツァルトなんかのオーケストラの16分系「ジャカジャカジャカジャカ」もそうだしバッハの舞曲系なんかも特にそうだし、全ての音楽に「ビート感」、つまり「拍感」、そして「拍子感」が重要な「キモ」になります!

音楽に命を吹き込む、音楽の鼓動となるのがそれです。
私はレッスンで常に「重」「軽」で説明して表現しています。

昔から割と「強弱」で説明されることが多いと思いますが、もちろんそれでも同じことを言っているわけですが、どうしても「強」って聞くと力が入るし、「弱」って聞くと弱々しくふにゃふにゃしちゃったりするので、「重(おも)」「軽(かる)」で説明すると上手く伝わる感じがします。

どんな曲をレッスンする時にもこの「重」「軽」は出てきますね。


ということで、「重」「軽」の「ビート感」!
ぜひ意識して弾いてみてください♪
とくに左手の伴奏ですね(^_^)
ソナチネ、生き生きのピチピチになりますよ!!


 ♪ カテゴリー「表現のテクニック」 ♪
  その1「基本編」
  その2「聴き分ける」
  その3「ペダル」
  その4「転調」
  その5「いい音で鳴らす」
  その6「和音になっているメロディーを浮き立たせて弾く」
  その7「合唱伴奏のコツ」

♪茨城県土浦市のピアノ教室♪
ぴこ教室ホームページ→
2019/05/29 (Wed) / 【演奏法】表現のテクニック / comment(2)
Comment
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無題
ふむふむ。
しかしこれがまた難しいんですよねぇ。。。
私の超超超苦手分野。゚(゚´Д`゚)゚。
これマスターしたらかっちょいいピアノになるんでしょうけどね。
今はまだ出来てないから、のっぺり&フラフラなピアノになってるわけなんですが、頑張ってマスターしたいと思います♪♪♪
...2019/05/29 09:23 なおみ [edit]
無題
>なおみちゃん♪

そんなことないですよ!
なおみちゃんの「ビート感」どんどん出て来てましたよ!
.。゚+.(・∀・)゚+.゚

これは最初から出来てる人はいないので、意識していくとどんどん変わると思います♪
ピアノっていろんな「技」があって、面白いね!
(≧∀≦)
...2019/05/29 13:15 ぴこ [edit]


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プロフィール
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ぴこ
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性別:
女性
職業:
せんせい
趣味:
ピアノ
自己紹介:
土浦市のピアノ教室の先生でぴこと申します。
猫の「いちご」と暮らしてます。

武蔵野音楽大学でピアノを専攻し卒業後土浦で教室を開きました。

ピアノを教えることも弾くことも大好きです!
毎日生徒のみんなとレッスンするのが楽しみです♪
現在は尊敬するピアニストのN先生にレッスンしていただいています。

ジャズピアノも勉強中。千葉県のA先生にレッスンして頂いてます。

音楽理論も大好き♪理論のレッスンもします。

音楽はクラシック以外にも様々なジャンルを聴きます。

音楽以外の趣味はHIPHOPダンスです。2016年からスクールに通っています。
基本的には家で猫と過ごします。
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