森麻季&仲道郁代デュオリサイタル「ミューズ達の夕べ」


7月5日(水)につくば市のノバホールでソプラノの森麻季さんとピアニストの仲道郁代さんのコンサートに行ってまいりました♪



それぞれ大活躍されているお二人のデュオリサイタルということでとても楽しみにしていました!

プログラムはこちら↓

グノー:歌劇「ファウスト」より宝石の歌
シューマン:アベッグ変奏曲op.1
久石譲/小山薫堂:Stand Alone
菅野よう子/岩井俊二:花は咲く
マスカーニ:アヴェ・マリア
ショパン:12の練習曲集op.10-12「革命」op.10-3「別れの曲」
ショパン:ポロネーズ第6番op53「英雄」

ラフマニノフ:前奏曲 嬰ハ短調op.3-2 「鐘」
ラフマニノフ:13の前奏曲集より 第12番 op.32-12嬰ト短調
越谷達之助/石川啄木:初恋
山田耕筰/北原白秋:からたちの花
ヘンデル:歌劇「リナルド」より涙の流れるままに
 アルミナーレのアリア
ショパン:24の前奏曲より 第1、2、3、4、7、13、15、20番
グノー:歌劇「ロメオとジュリエット」より 私は夢に生きたい


と、有名どころが盛りだくさん!!
ほんとに次から次へと楽しめたし、名曲を堪能できました♪

仲道さんのピアノは以前にもコンサートできいたこともありましたが、さすがです。音楽に余裕と瑞々しさがある。
今回のプログラムは私も弾いたことのある曲も多かったので、
「ふむふむ、これはどう弾くの?おお!ここはそうするんだ!?ほおお〜〜こういうのも素敵なのね〜〜♪うわー!ここをそこまで繊細に弾けるとは神っ!!!」
と、いちいち興味津々かつ感動でした☆

実力から生まれる余裕と、その余裕から生まれる歌心溢れる音楽性、音色の豊かさ。

指先を使った羽のように軽い音や、重さを上手く使った重厚感ある音、上から下ろすタッチを使った遠くまで響かせる通る音、撫でるようなタッチの柔らかでなめらかな音。
さまざまなタッチを鮮やかに使い分けて、一台のピアノから色鮮やかな豊かな音色を生み出していました。

ppのほんとうに軽くて柔らかくて、でも輝くように美しい音が印象的でした。
プロって本当にかる〜く弾いているように見えるけど、あれはしっかりとした支えと磨き上げられた指先のコントロールが成せる技であって、素人が真似してかる〜〜く弾いてもああはならない。
ppをつぶを揃えて弾くのって難しい。やはり基本があってのこと。

今日私ダンスのレッスンに行って、一緒にレッスンを受けているほかのコと話していて、
「先生のダンス録画したの見ると、本当に軽いんですよね〜!!」「そうそう!!軽く見えるけど、自分でやると大変なんだよね!(笑)」
って話してたところだけど、ピアノと同じだなあと思いましたね。

ダンスは足も腰も背中も胸もお腹も腕も首も、とにかく全ての筋肉を使うのでとてもハードなのですが、鍛え上げられている先生のダンスはやわらかくて軽やかでしなやか。いや、相当全身筋力無いとあんな角度やこんな姿勢であんな動きはとてもとてもムリムリ。(笑)

と、仲道さんのピアノはタッチと音色の豊かさも素晴らしかったし、音楽の構成も、おお〜ここはサラッと行って、ほほ〜ここで甘くするのね、みたいな「ねらい」と「効果」が自然な流れの中にあって、さすがベテランだなあと仲道さんの表現を味わえました♪


森さんの歌も素晴らしかった〜!!
もうその声の響きを聴いているだけで快感。美しくて心地良い・・・。

そして言葉の一つ一つを丁寧に、慈しむように大事に歌ってらっしゃるのが心に残りました。じーんときちゃった。

私もピアノのレッスンをしていて「ここのメロディーを歌うように弾きましょう」というような言葉も使いますが、その場合にイメージしているのはこういう表現の豊かな、心に直接響くような「歌」なんだよなあと思いました。
そして、でも・・・みんな「歌」って、聴いたり歌ったりってしているのかなとふと疑問に思いました。

クラシックじゃなくても、例えばそうねえふた昔くらい前だと(私の若かりし頃)みんなめちゃカラオケが好きで毎週のようにカラオケで歌ったりしてたし、学校でも今より音楽の授業もあったんだと思うし、テレビとかも歌番組がたくさんあってみんなが歌える歌がいつもあった。

まあジャンルはなんでもいいと思うんだけど、やっぱり音楽をやる上で「歌」って根源だと思うし、「歌心」って大事だよなあと思います。
私はレッスンでよくピアノも弾いて聴かせるけど、歌も歌うことも多いです。「ここは『ラララ〜〜〜』と響きを膨らませるように」とか、「ここで『ララララ〜〜』とやさしく丁寧に」とか、歌だと伝えやすい場合も多いからです。がしかし森さんのようには行かないです。(笑)

なので、こういう「本物の歌」というか、心を揺さぶられるような「歌」をみんな体験できるといいなあと思いました♪

あ!そして今回のコンサート、お二人のトークというかちょっとした解説のようなお話が入って、とても興味深く聴けましたし楽しくリラックスして聴けました。
仲道さんは前に聴いた時もそうでしたけど、ちょっとジョークも入ったりします。(笑)
でもとってもお上品なお二人。素敵なトークとお上品なジョーク(笑)、楽しかったです♪

そして、最近私「断捨離」にハマってピアノがサボりがちになったりしていましたが(笑)、「練習がんばろう!!」と気持ちが引き締まりました!
今日は今やってる曲の暗譜が一応最後まで行った!!
いや〜何十年やっても思うけど、ピアノって簡単には行かない。でもそのぶん、一歩ずつの前進がうれしい♪





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2017/07/12 (Wed) / コンサート / comment(2)
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無題
確かに、先生のピアノも軽〜く弾いてるように見えるのにすごく芯があってステキな音が出ますもんねえ。
いつも、こんな音で弾けるようになれたらいいな〜ステキだな〜って思ってます☆
なんていうか、先生のピアノの音って『キュンキュン』するんですよね!!(照)
レッスン帰りには、毎回『全然ダメだったな〜もっともっと練習せねば!!』っという気持ちになります。まぁ、『良く弾けたな!』でレッスン終えちゃうとたぶん練習しなくなるから、それで良いのかなとは思いますけどね(o^^o)


...2017/07/13 18:38 なおみ [edit]
無題
>なおみちゃん♪

え!
ありがとう!!
仲道さんには全然及ばないけど、でも私もいつも「きゅんきゅんさせよう」と思って弾いている☆
(´>∀<`)ゝテヘ!
なのできゅんきゅんしてくれたらうれしいです。

でもなおみちゃんもきゅんきゅん弾いているぜ!
なおみちゃんのレッスンのあとの小学生のMちゃんは、発表会でなおみちゃんの演奏を「ひょうげんがすごかった!」と言っていたぞ。
(o^∀^o)
...2017/07/13 22:56 ぴこ [edit]


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せんせい
趣味:
ピアノ
自己紹介:
土浦市のピアノ教室の先生でぴこと申します。
猫の「いちご」と暮らしてます。

武蔵野音楽大学でピアノを専攻し卒業後土浦で教室を開きました。

ピアノを教えることも弾くことも大好きです!
毎日生徒のみんなとレッスンするのが楽しみです♪
現在は尊敬するピアニストのN先生にレッスンしていただいています。

ジャズピアノも勉強中。千葉県のA先生にレッスンして頂いてます。

音楽理論も大好き♪理論のレッスンもします。

音楽はクラシック以外にも様々なジャンルを聴きます。

音楽以外の趣味はHIPHOPダンスです。2016年からスクールに通っています。
基本的には家で猫と過ごします。
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