表現のテクニック : その4「転調」
今日は「表現のテクニック」として「転調」について少し書きたいと思います。
大人の生徒さんで今ショパンのワルツの12番(op.70-2 へ短調)を弾いている方がいらっしゃいまして、そのレッスンの中で転調についてやりました。
この最初の2ページの中でもこんなに調が変わっています。
(楽譜はパデレフスキ版)
青で書いてある「ヘ短調」とかが、その部分の調になりますね。
調が変わるというのは、その曲の中でとてもドラマティックな変化になります。ある場合は感情の変化であったりある場合は場面の変化であったり、色彩、質感の変化というようなイメージになるかと思います。
曲想を付けて演奏していく時に、この変化をそれぞれきちんと認識し意識して表現していくと、作曲者の意図や曲の魅力をさらに生かして、魅力的な音楽にしていくことができると思います。
最初の譜読みの段階でゆっくりから何度も何度も弾いて練習していくうちに、その本来ドラマティックなはずの調の変化につい慣れてしまって、何気なく、素っ気なく弾いてしまうことがあるかもしれません。
でも調の変化の所というのは、驚きやときめき、きらめき、高まりなどなど感じられる所なのです。「慣れ」で弾いてしまうともったいない!!
なので、譜読みしてだんだん慣れてきた頃に、改めて楽譜を見直して、どこでどんな転調があるのか確認してそこを生かした表現をしていくと曲にドラマが生まれることと思います。
強弱であったり、テンポであったり、音質であったり、どこか音を強調することであったり、その場所にあった変化や強調を表現してみて下さい♪
特に、転調する時にはその「きっかけ」となる音や和音がある場合も多いです。
この楽譜で赤い丸で囲んである場所はその「きっかけ」になる部分です。
ここをなんてことなく弾かないで、充分にその魅力を味わいながら表現されると素敵な演奏になると思います♪
転調と言うと理論的で難しく感じるかもしれませんが、理論を知っているともちろん分かりやすいのは分かりやすいですが、知らなくても曲の中で臨時記号( ♯ や ♭ やナチュラルなど)の付いている所に注目すると分かりやすいと思います。
この曲ですと、元の調のヘ短調は♭が4つですが、途中で出て来る変ホ長調とハ短調は♭が3つの調なのでその部分では「レ」の♭が無くなりナチュラルが付いています。
あとは感覚をちょっと敏感にして「あ、ここなんか変わったな!」と意識しながら聴いたり、弾いたりしてみるといいと思います。
しかし本当にショパンの転調の扱いは素晴らしいなあ〜〜!
転調に注目して曲を分析してみるととってもおもしろいですよ♪
♪カテゴリー「表現のテクニック」
転調、とっても苦手、難しさがさらにアップしますよねぇー。
でも聴いている側だと素敵なんですよねー!!
やっぱりショパンはいいなぁー(ノ´∀`*)
素敵すぎる!!
転調すると#や♭が増えたり減ったりするからちょっととまどいますよね☆
(o^∀^o)
でもそこが曲のポイントであったりおいしい所であったりするのでステキに弾きたいですね♪
そういばチャーままさんのこの間の発表会の曲はめちゃ転調ありましたもんね☆
(o^∀^o)
この前のは♯になったり♭になったり頭がこんがらがりました(^^;
♯♭たくさんついてる楽譜を見ると拒否反応が………あとたくさん-がついてる上とか下のほうの音符が(>_<)
この辺?と勘で弾くのが悪いクセです(-_-)
でも当然ながら、いい曲はたくさんついてるんですよね(^^;
そうそう、発表会の曲の#や♭、がんばりましたよね!
(o^∀^o)
でもあれで結構鍛えられたと思いますよ☆
(・ω<)-☆
今日のレッスンでも、先生のアドバイスに気をつけると、すぐ効果があらわれるので、とても楽しかったです。
これからも先生のご指導についていきます!
そうなんですーpentaroさんのレッスンしてて、いやーなんていちいちステキな転調なんだろう!とキュンキュンしてブログにも書いてしまいました☆
(o^∀^o)
キュンキュンは大事ですね♪
昨日のレッスンでもpentaroさんの弾くこのワルツがますますキュンキュンになってきて楽しかったです♪
(๑´ω`๑)♡キュン