表現のテクニック:その6「和音になっているメロディーを浮き立たせて弾く」
右手のメロディーが和音になってることってよくありますよね。
そしてその和音の一番上の音、トップの音がメロディーの音で、下の音はそのハーモニーになるわけですね。
和音になっているメロディーを弾く時、和音の中のバランスを調整して、トップのメロディーの音を浮き立たせて弾きたい。
昨日大人のお姉さん、Nちゃんのレッスンでその場面がありました。
「和音の上の音を浮き立たせて聴かせたいという時、トップの音を大きく出して下の音を下げるという『音量の差をつける』という要素と、トップの音をくっきりとさせるという『音質を変える』という要素があるよ。
具体的に説明すると、『重さ』と、あとは『打鍵スピード』。この2つのコンビネーションを使う。
どちらかだけっていうことでもないんだけど、その時に応じて2つのミックスだね。
音量差をつけるには、トップの音に重さを多く乗せて、下のハーモニーの音は一番下まで押さないくらいのイメージで軽く弾く。最初やりづらいけど、ちょっと極端に差をつけて練習すると慣れてきて調節できるようになるよ♪
トップの音をくっきりさせるには打鍵スピードを意識する。その時大事なのはこの指先。ここの関節が硬くないとダメ。ここがやわらかいとクッションになってスピードが落ちちゃうんだ。音がソフトになっちゃう。
pやppの部分で、音量は出したくないんだけどトップのメロディーの音だけポーンと浮き立たせてきれいに響かせたい時は、重さをかけないで、でも硬く支えた指先でかるく、スピードを乗せて弾くと・・・ね?きれいに浮き立つでしょ?」
「おおお〜〜・・・!」
「で、音量を出したいこっちの部分では、それに重さをプラスするとほら♪ グッと音量感が出るでしょ」
「おおお〜〜〜、ほんとですねえ!」
と、その違いを表現することができます♪
Nちゃんも最初は「む、難しいですね!」と言っていましたが、何度か練習しているうちにレッスンの間でもだんだんコツをつかめてきました♪
ということで、和音になっているメロディーを出したい場合、『重さ』と『打鍵スピード』、この2つをうまく使って、ピアノのところでもフォルテのところでも美しく浮き立たせて弾いてください♪
♪ カテゴリー「表現のテクニック」 ♪
その1「基本編」
その2「聴き分ける」
その3「ペダル」
その4「転調」
その5「いい音で鳴らす」
こちらいちご専用ベッドです☆
いちご用枕もあるよ↑
右手の小指に疲労感が。。笑
これが楽に出来るようになれば演奏もだいぶ変わるんでしょうね☆
とっても素敵な曲なので、発表会までにはしっかり仕上げたいです〜♪♪
グッとくる演奏目指して頑張ります☆
おおなおみちゃん!がんばってるね!
(・∀・)b
そーだねー慣れるまでは小指が疲れるよね☆
コツがつかめてくるともっとラクになると思います。
なおみちゃんいい曲見つけてきたよね。
ぜひぜひ発表会でみんなにも聴かせてあげて下さい♪
でももうしっかり譜読みできてたから余裕だね!
(・ω<)-☆
またレッスン楽しみにしてるよー!