体の使い方:その5「和音を揃える」
♪ 体の使い方 ♪
その1:「姿勢」
その2:「手のフォーム」
その3:「親指」
その4:「タッチ」
先月入会された50代のHさんという男性の生徒さん、それから1ヶ月ほど経ちますがそれは熱心で、毎週どんどん進んでいます!!
もともと音楽がお好きでご自分で弾いてらしたということもありますが、とても初めて習ったとは思えない実力で毎週その進歩に驚かされています。
映画音楽の「エターナリー」という、とても美しくて素敵な曲を今練習されています。音域も広くて、左手は指またぎのあるアルペジオだらけだし、右手のメロディーは重音になってたりしてけっこう難しいんですよ☆今日はその6度の平行和音のメロディーを上手に弾けるようになっていてびっくりしましたねえ〜!!
で、今日さらに驚いたのがその6度の平行和音の所を弾いている時に、
「この和音が揃わないと気になるんですよね〜。」
とおっしゃったことです!
いや、それはとっても大切なことだけど、でもはじめて1ヶ月でそこが気になる人はなかなかいないですよっ!!!
つまりそれは、Hさんの中で明確にその音の美しい響きのイメージというものがあるということと、出ている音を聴き取る音楽的な耳があるということだと思います。
すごいことなんですよ〜〜Hさん!!
で、ぴこ先生は大変感激致しましたが、その「和音を揃える」ためのコツとして、2つのことをお教えしました。
『和音の音を揃えるコツ』
1つは、「つかむように弾く」ということです。
これ、やるのとやらないのとではぜ〜〜〜んぜん違ってきます!!!
「つかむ」と言ってもピンと来ないかもしれませんが、鍵盤を、弾く指でつかむように弾く、ということです。実際に鍵盤上を指がすべってはいけません。う〜〜ん、たとえば太ももに手を開いて置いて、指で太ももをつかんでみた感じ、とか・・・??
それはどういうことか解説しますと、和音を弾く時にその和音の幅に手を広げて、鍵盤にただ「置く」ように下ろして弾くだけだと、結局先に鍵盤に着いた指の音が先に鳴っちゃうんです。行き当たりばったり的な?
それを鍵盤が底に着くタイミングが揃うようにそれぞれの指を微調整するためには、手や指を固めてしまわずに、指にある3つの関節を使って微調整できるように弾く、ということです。
「指でつかむ」ように弾くと指の関節を使うことになります。そうすると、各鍵盤が底に着くタイミングを微調整して弾けるようになります。
もちろんそれはすぐできるわけじゃないけど、「つかむ」ようにしながら、「そろっているかな?どの音が早くてどの音が遅いかな?」と耳でチェックしながら何回も弾いていると揃えて弾けるようになってきます。
2つめは、腕、手首、手のひらなどの「ポジションをきちんととる」ということです。
和音の音を揃えて鳴らす時に、どの指にもきちんと重さが乗ることが大切です。
たとえば右手で「ドミソ」って135の指で弾く時に、「ド」の方に重心が乗っていて「ソ」は軽かったりすると、音量ももちろん揃わないし、タイミングもずれてしまったりします。
特に4や5の指は体の外側の方だし、弱い指なので重さが乗らずに指の先っちょだけで弾いてしまったりします。
ですので、たとえば6度の和音を弾く場合に1と3の指で弾く時、1と4で弾く時、2と5で弾く時、腕を柔軟にしながら重心を移動させて、それぞれの形で必ず上の音にも下の音にもきちんと重さが乗るように1つ1つ確認しながらポジションをとっていきます。
特に5がトップノートになる場合など、けっこう腕を外側に持って行って重さを5の指にも乗せるようにしないと5の音がちゃんと鳴らなかったりします。
この「重心移動」というのはピアノを弾く上で、いろ〜〜〜〜んなテクニックでとても大切になってきます。ですのでやはり腕や手首は常に柔軟に、自由に動くようにしておかなければなりません。すると、先日の日記(→こちら)に書いた「姿勢」にもつながってきます。
えーっと、文章だけで伝えるのって大変ですね。(汗)
でもがんばってみました。(笑)
この2つのことはちょ−ーー実践的テクニックのコツです。
ぜひぜひ取り入れてみてください♪
♪ 体の使い方 ♪
その6:「アクセントの鳴らし方」
その7:「音階をきれいに弾く」
今日と明日は近所のお祭りです♪
山車が来たぞ〜〜!
踊る人たち。
夏やねえ〜〜。
その1:「姿勢」
その2:「手のフォーム」
その3:「親指」
その4:「タッチ」
先月入会された50代のHさんという男性の生徒さん、それから1ヶ月ほど経ちますがそれは熱心で、毎週どんどん進んでいます!!
もともと音楽がお好きでご自分で弾いてらしたということもありますが、とても初めて習ったとは思えない実力で毎週その進歩に驚かされています。
映画音楽の「エターナリー」という、とても美しくて素敵な曲を今練習されています。音域も広くて、左手は指またぎのあるアルペジオだらけだし、右手のメロディーは重音になってたりしてけっこう難しいんですよ☆今日はその6度の平行和音のメロディーを上手に弾けるようになっていてびっくりしましたねえ〜!!
で、今日さらに驚いたのがその6度の平行和音の所を弾いている時に、
「この和音が揃わないと気になるんですよね〜。」
とおっしゃったことです!
いや、それはとっても大切なことだけど、でもはじめて1ヶ月でそこが気になる人はなかなかいないですよっ!!!
つまりそれは、Hさんの中で明確にその音の美しい響きのイメージというものがあるということと、出ている音を聴き取る音楽的な耳があるということだと思います。
すごいことなんですよ〜〜Hさん!!
で、ぴこ先生は大変感激致しましたが、その「和音を揃える」ためのコツとして、2つのことをお教えしました。
『和音の音を揃えるコツ』
1つは、「つかむように弾く」ということです。
これ、やるのとやらないのとではぜ〜〜〜んぜん違ってきます!!!
「つかむ」と言ってもピンと来ないかもしれませんが、鍵盤を、弾く指でつかむように弾く、ということです。実際に鍵盤上を指がすべってはいけません。う〜〜ん、たとえば太ももに手を開いて置いて、指で太ももをつかんでみた感じ、とか・・・??
それはどういうことか解説しますと、和音を弾く時にその和音の幅に手を広げて、鍵盤にただ「置く」ように下ろして弾くだけだと、結局先に鍵盤に着いた指の音が先に鳴っちゃうんです。行き当たりばったり的な?
それを鍵盤が底に着くタイミングが揃うようにそれぞれの指を微調整するためには、手や指を固めてしまわずに、指にある3つの関節を使って微調整できるように弾く、ということです。
「指でつかむ」ように弾くと指の関節を使うことになります。そうすると、各鍵盤が底に着くタイミングを微調整して弾けるようになります。
もちろんそれはすぐできるわけじゃないけど、「つかむ」ようにしながら、「そろっているかな?どの音が早くてどの音が遅いかな?」と耳でチェックしながら何回も弾いていると揃えて弾けるようになってきます。
2つめは、腕、手首、手のひらなどの「ポジションをきちんととる」ということです。
和音の音を揃えて鳴らす時に、どの指にもきちんと重さが乗ることが大切です。
たとえば右手で「ドミソ」って135の指で弾く時に、「ド」の方に重心が乗っていて「ソ」は軽かったりすると、音量ももちろん揃わないし、タイミングもずれてしまったりします。
特に4や5の指は体の外側の方だし、弱い指なので重さが乗らずに指の先っちょだけで弾いてしまったりします。
ですので、たとえば6度の和音を弾く場合に1と3の指で弾く時、1と4で弾く時、2と5で弾く時、腕を柔軟にしながら重心を移動させて、それぞれの形で必ず上の音にも下の音にもきちんと重さが乗るように1つ1つ確認しながらポジションをとっていきます。
特に5がトップノートになる場合など、けっこう腕を外側に持って行って重さを5の指にも乗せるようにしないと5の音がちゃんと鳴らなかったりします。
この「重心移動」というのはピアノを弾く上で、いろ〜〜〜〜んなテクニックでとても大切になってきます。ですのでやはり腕や手首は常に柔軟に、自由に動くようにしておかなければなりません。すると、先日の日記(→こちら)に書いた「姿勢」にもつながってきます。
えーっと、文章だけで伝えるのって大変ですね。(汗)
でもがんばってみました。(笑)
この2つのことはちょ−ーー実践的テクニックのコツです。
ぜひぜひ取り入れてみてください♪
♪ 体の使い方 ♪
その6:「アクセントの鳴らし方」
その7:「音階をきれいに弾く」
今日と明日は近所のお祭りです♪
山車が来たぞ〜〜!
踊る人たち。
夏やねえ〜〜。