音楽はコミュニケーションなんだ
お正月もあっという間に過ぎ、子供達の冬休みもそろそろ終わりですねー。
私は4日の金曜日からレッスンが始まって2日間やったんですが、年末年始で一週間弱の連休が明けてレッスンしたらめっちゃ楽しくて、
「うっひょー!!音楽たっのしー!!!ひゃっはー!!」
ってなって(どんなキャラ?笑)、いやー、私音楽好きなんだなーと改めて思った仕事始めでした。
っていうか、音楽が好きかどうかとか普段考えることすらないんですよ。だってずっと音楽ばっかりやってるから。当たり前すぎるっていうか。
でもねえなんだかふと、「私音楽好きなんだなあー」とひとごとみたいに気が付きました。
これがまた今ちょうど、みんな発表会の曲の苦しい譜読みを乗り越えだんだん弾けるようになってきて、いろんな表現をどんどんレッスンでやっていくところだから面白くて仕方ないんですよ。
「ここ!!この山場に向けて盛り上げたいよね!?だからここでいったん音量を下げて、そしてこうして左手の低音もググッと出して行ってだんだんこう両手でふくらませて・・・そしてここで!!ドーン!!どう!?かっこいいでしょ!?グッとくるっしょ!?」
「ここ!!この和音で『キュン♡』とくるじゃない!?だからここで丁寧にやさしく、そっと弾いて・・・で、この透明感!これ!を出すのに高音はキラっとくっきりさせて、この和音はぴったり!ぴったりそろえると・・・んね??この透明感!美しい!!これでキュン♡」
「ここのリズム。これがかっこいいじゃない!?これね、この左手のここにアクセント付けるとグッ!とかっこよくなるよ!こうしてダダツッダン!ツタッタツタッターン!!んね!?やっぱこうでしょ♪」
とかって、実際に弾いて聴かせながら説明します。説明している先生がだいたいいつも興奮気味です。(笑)
でもそうやってどーん!!とかバーン!とかキュン♡とか弾いて聴かせると、子供達も、おお〜っ!て顔しながらキラキラニヤニヤして、そのあと弾くと表現が変わってる。
私はレッスンでどんどん弾いて聴かせて、おお〜っ!!って生徒をときめかせるのがめちゃ好きです。「おお〜かっこいい!!こんなふうにやってみたい!!」って思わせるのが私の仕事の一つだと思っています。
でもね、最近ね、仕事っていうんじゃなくて、単純に音楽で、演奏でこうやって相手の心を動かすのが楽しいっていうか、それが好きなんだなと考えるようになりました。
私ずぅぅーーーっと、なんなんだろう、音楽って。って思ってたんです。
それが、どうやらこうやって音で相手になにか伝えて心が動くのが音楽の楽しさ、魅力で、それってつまり、コミュニケーションなんじゃないかなと改めて思うようになりました。
ふむ。
「これ、好きなんだよねー」
「あー超わかるー!私もこれ好き!」
「ほんとー!うれしい!!超いいよね!!」
みたいなことってなんでもあるじゃないですか。音楽でも漫画でも本でも映画でも食べ物でも場所でも人でも。
この「共感」、それも「ときめき」とか「感動」とかの共感。
そういうものなんじゃないかな。
私はレッスンでもステージでもクラシックでもジャズでも、ピアノを弾く時はいつも自分の感じる心のときめきを伝えたいと思って弾くし、今発表会のステージで自分の選んだ曲を弾く時を思い描きながらがんばって練習している生徒のみんなもきっとそう思っているんじゃないかなと思います。
音楽は、心の中の、奥の方にある心の、コミュニケーションなんだよ。
たくさんのときめきを共有できるように、発表会に向けてがんばりましょうー♪
いただいた黄色のポインセチア♪
見ると元気が出ます!