みんなどうやら発表会が好きらしい
私たちの教室では毎年3月に発表会を行なっておりますが、来年の3月も発表会が決定しています。
発表会は自由参加ですが、今回も子どもたちは当たり前のようにみんな参加してくれるようです。
3月なので受験の子は出られないですけどね。今年は受験生が3人出られないのが寂しいですね。
大人の方は出ない方も数人いらっしゃいますが、今年もたくさんの方が参加予定です!
大人の方は早めに曲を選んで取り掛かってらっしゃる方が多いですが、子どもたちはあんまり早くからやると飽きちゃうし、テキストの方も進めたいので最近になって曲選びしました。
最近は決まるのが早い早い。まあ早い。(笑)
大人の方たちはもともとそうなんですが、子どもたちも「発表会の曲は自分の好きな曲を自分で選ぶもの!」という意識がどうやら年々強くなってきてるみたいで、ずいぶん前から今度の発表会はあれが弾きたいな〜とかこれがいいな〜〜とか考えていたり、あれはどうかなとかこれは弾けるかなとか迷ったり、それぞれに思いがあるみたいです。
それで難しさとかを見ながら一緒に決めると、「いつやるの?来週から?早くやりたい!」とやりたがります。
先週曲を決めた小学生のAちゃんはお母さんがメールで、「今日はレッスンのあとウキウキニヤニヤしていました。発表会の曲が決まり、とても嬉しかったみたいです」と教えてくれました。
そうそう、小学校高学年のKちゃんという男の子は、あるスポーツチームに所属しておりそのチームは全国大会まで行くような優秀なチームで、練習、大会、合宿などで大変でピアノは残念ながら先々月で辞めることになったのですが、なんと「やっぱり発表会に出たい!」ということで今月からピアノに復活することになりました。
スポーツの方も大変なのはわかっているからできる範囲でがんばろう!と話して、さっそくKちゃんの希望の曲で発表会の練習を始めました。
どうやらみんな発表会が好きらしい。(笑)
とは言っても、みんながみんないつも練習を真面目にやるわけではないんですよ?(笑)
時にはさぼったり怒られたりしながら、でもどうやらみんな、あのステージで弾くことを心に思い描いている。
あのステージで、みんなが聴いてくれている中で、自分の選んだその曲を弾くその時を思い描いている。
自分が心を動かされたあの曲を、自分のこの手で奏でて、それをみんなに届けて、あのときめきを一緒に共有することができたら・・・・
そう思い描いて秘かにときめいている。
うん、わかる。先生もいつもそれを思い描いて秘かにときめいているのだ。
だってそれが、音楽をやる醍醐味なのだ!
みんなはそれを知っている。ちいさいながらもなんとなく知っている。
そんなみんなは、小さな音楽家たちです。
音楽のときめきを心にステージに向かうみんなは立派な音楽家です。
だからみんな、お願いだから練習もがんばって。たのむ。(笑)
まあこれから時々おどかしながら(笑)だんだんハッパをかけていきますのでよろしくね。
幼稚園児はまだこれからだけどね。
楽しみですね♪