小さい子の譜読み
まだピアノを始めて間もない小さい子のレッスンの時。
音符を読みながら弾いて行く時に、今弾く音を指で指してあげるだけでずっと分かりやすくなります。
こんなふうに。
あんまり音符に近すぎると5線が見づらくなるので5線のじゃまをしないように。
あと、弾く時におうたの歌詞のひらがなが目に入るとそっちを読んじゃったりすることがあるので、私はわざとひらがなをついでに隠すように指で押さえます。
だって「レ」を弾く時に歌詞がみかんの「み」だったりすると、「みー!」って言いながら「レ」を弾いたりしちゃうから(笑)
小さい子は集中するのが難しいので、なるべくほかの情報を入れずに、その音符だけに意識が行くようにちょっとした手助けをしてあげるとぐっと弾きやすくなります。
一緒にリズム打ちをする時も、先生は右手で音符を指差しながら左手だけでカスタネットを叩きつつ、「タン、タタ、タン」とリズムを読みます。一度に全てを有効に使います。(笑)
「1、2、1、2」と表紙を数えながらリズムを叩く時に、8分音符の「タタ」はぐるんと線で囲んであげると「これで1個分」と目で見て分かりやすくなります。
↑それから、最初のうちはリズムの下に拍子の「1、2、3」などの数字を書いて、それを読みながらリズムを叩いたりしますが、数字を書く時にはわざと音符に数字の頭をくっつけます。はなれているよりも分かりやすくなります。
小さなことのようですが、小さい子にとってはこれらをするのとしないのとでは理解のしやすさが全然違います♪