表現のテクニック : その3「ペダル」
ピアノ曲を弾く上でペダルを使うことは非常に多いのでとても大切なテクニックになります。
ここでのペダルは一番右のダンパーペダルのことになります。
重要なペダルですが、でも意外とみなさん「踏む」「戻す」の2つの使い方だけになっていないでしょうか?
まずですね、だいたいの方は指摘されなければペダルを踏む時に一番下まで踏んで、上げる時には一番上まで上げます。
しかし実を言うと、一番下まで踏む必要のある時というのはごく限られた場合ですし、上げる時も一番上まで上げるのは良くないのです。
ペダルは一番上になっている状態からゆっくり踏み始めて最初は軽いのですが、少し踏んだ所で硬くなります。軽い部分はいわゆる「あそび」の部分(グランドピアノではあまり無く、アップライトピアノでは割とあります)で、硬く抵抗のある所からペダルがかかり始めるのですね。そしてペダルがかかった所からさらに一番下までまだ踏み込めます。
ペダルを上げる時には硬く抵抗のある部分から軽くなる部分まで上げればペダルはもうかからなくなるので、その上の「あそび」の部分を一番上まで上げる必要はありません。
一番上まで上げると「ゴツン」とノイズが鳴ってしまうのでそれはよくないです。
そして、ペダルを踏んで音を響かせる時には、一番下まで踏むと他の弦への共鳴が大きくなるので、迫力を出すような時、音量感が必要な時以外はそこまで踏む必要はありません。
音量感はあまり出したくなくて少しペダルをかけたい時にはいわゆる「ハーフペダル」と言って、うっすらペダルのかかった状態に踏みます。
先日大人の方のレッスンでペダルの踏み具合のことをやった時に譜面台を取り除いてダンパーの動きを見ながらいろいろ試してみたら分かりやすかったようでしたので、そのあと他の大人の方のレッスンでも同じようにやったらやはりよい結果が出ました♪
上の黒いのに白いフェルトが付いているのが「ダンパー」で、通常の状態では下がっていて弦の振動、つまり音を止めています。
白いフェルトの下の2つに分かれている部分が弦と弦の間にはさまって音を止めています。
ペダルを一番踏み込んだ状態。完全に弦からダンパーが離れています。
ハーフペダルだとこんな感じ。うっすら弦に触るくらい。
ペダルは一番上まで上げずに、そして一番下まで踏み込まずに「必要な範囲だけ」で動かしてコントロールすることで、実はだいぶ動きを省エネにできます。
すると細かく繊細なペダルのコントロールがしやすくなります。一番下まで踏むとペダルを踏み替えるのに距離があり、するとスピードも必要になってくるので、早い踏み替えでは荒っぽくなりやすくなります。
一番下まで踏むクセがついていると途中まで踏むことやハーフペダルを使うのは最初やりづらいですが、車を運転する方は分かると思いますが、車のアクセルってベタ踏みすることってないですよね?なのでアクセルをイメージするとよいかもです。さきほど書いた大人の生徒さんもアクセルを思い浮かべたらやりやすくなったみたいです☆
そしてペダルの「かかり具合」は結局足や手の感触のほかに「耳」で判断しながらコントロールするわけですが、「オン・オフ」だけでなく耳で聴きながら踏み具合をコントロールして踏むくせがつくと、発表会などでいつもと違うピアノを弾く時にもその場でコントロールできるようになってくると思います♪
ピアノによってペダルの深さや硬さやかかり具合は違いますからね☆
ということで、ペダルは基本は「省エネ」で下まで踏まず、ここぞと響かせたい時には深く踏み、上げる時は一番上まで上げずにノイズを減らす、そしてイメージは「車のアクセル」(笑)、そんな感じでいろいろ試してみて下さい♪
表現の幅が広がりますよ!
♪カテゴリー「表現のテクニック」
ここでのペダルは一番右のダンパーペダルのことになります。
重要なペダルですが、でも意外とみなさん「踏む」「戻す」の2つの使い方だけになっていないでしょうか?
まずですね、だいたいの方は指摘されなければペダルを踏む時に一番下まで踏んで、上げる時には一番上まで上げます。
しかし実を言うと、一番下まで踏む必要のある時というのはごく限られた場合ですし、上げる時も一番上まで上げるのは良くないのです。
ペダルは一番上になっている状態からゆっくり踏み始めて最初は軽いのですが、少し踏んだ所で硬くなります。軽い部分はいわゆる「あそび」の部分(グランドピアノではあまり無く、アップライトピアノでは割とあります)で、硬く抵抗のある所からペダルがかかり始めるのですね。そしてペダルがかかった所からさらに一番下までまだ踏み込めます。
ペダルを上げる時には硬く抵抗のある部分から軽くなる部分まで上げればペダルはもうかからなくなるので、その上の「あそび」の部分を一番上まで上げる必要はありません。
一番上まで上げると「ゴツン」とノイズが鳴ってしまうのでそれはよくないです。
そして、ペダルを踏んで音を響かせる時には、一番下まで踏むと他の弦への共鳴が大きくなるので、迫力を出すような時、音量感が必要な時以外はそこまで踏む必要はありません。
音量感はあまり出したくなくて少しペダルをかけたい時にはいわゆる「ハーフペダル」と言って、うっすらペダルのかかった状態に踏みます。
先日大人の方のレッスンでペダルの踏み具合のことをやった時に譜面台を取り除いてダンパーの動きを見ながらいろいろ試してみたら分かりやすかったようでしたので、そのあと他の大人の方のレッスンでも同じようにやったらやはりよい結果が出ました♪
上の黒いのに白いフェルトが付いているのが「ダンパー」で、通常の状態では下がっていて弦の振動、つまり音を止めています。
白いフェルトの下の2つに分かれている部分が弦と弦の間にはさまって音を止めています。
ペダルを一番踏み込んだ状態。完全に弦からダンパーが離れています。
ハーフペダルだとこんな感じ。うっすら弦に触るくらい。
ペダルは一番上まで上げずに、そして一番下まで踏み込まずに「必要な範囲だけ」で動かしてコントロールすることで、実はだいぶ動きを省エネにできます。
すると細かく繊細なペダルのコントロールがしやすくなります。一番下まで踏むとペダルを踏み替えるのに距離があり、するとスピードも必要になってくるので、早い踏み替えでは荒っぽくなりやすくなります。
一番下まで踏むクセがついていると途中まで踏むことやハーフペダルを使うのは最初やりづらいですが、車を運転する方は分かると思いますが、車のアクセルってベタ踏みすることってないですよね?なのでアクセルをイメージするとよいかもです。さきほど書いた大人の生徒さんもアクセルを思い浮かべたらやりやすくなったみたいです☆
そしてペダルの「かかり具合」は結局足や手の感触のほかに「耳」で判断しながらコントロールするわけですが、「オン・オフ」だけでなく耳で聴きながら踏み具合をコントロールして踏むくせがつくと、発表会などでいつもと違うピアノを弾く時にもその場でコントロールできるようになってくると思います♪
ピアノによってペダルの深さや硬さやかかり具合は違いますからね☆
ということで、ペダルは基本は「省エネ」で下まで踏まず、ここぞと響かせたい時には深く踏み、上げる時は一番上まで上げずにノイズを減らす、そしてイメージは「車のアクセル」(笑)、そんな感じでいろいろ試してみて下さい♪
表現の幅が広がりますよ!
♪カテゴリー「表現のテクニック」
ペダルって本当難しいです(T.T)
ゆったりとした曲ならなーんとなく!ってかんじなんだけど、
リズムが早い感じの曲は踏みっぱなしだと音が混ざるし、上げてばかりだと音がバラバラになってしまって(*_*)
最近は朝は寒くなってきましたねー(T.T)
風邪が怖い季節になりましたねぇ(◎-◎;)
たくママさんペダルきれいに踏めてると思いますよ!
(o^∀^o)
曲によってまたいろんな踏み方も出てくると思うので、これからやっていきましょう♪
ペダルもなかなか奥が深いのです☆
(≧ω≦)