表現のテクニック : その2「聴き分ける」
→表現のテクニック : その1「基本編」は→こちら♪
えーぴこ教室大人チーム発表会のリハーサルまであと2ヶ月ほどとなりました!!
そんなわけで出演者のみなさんのレッスンでは曲想(曲の表現)についての内容が多くなってきました。
するとそこで私がみなさんにとてもとてもとてもよく言う言葉が、
「聴いて下さい」
という言葉です。
この「聴いて下さい」というのはもう少し説明すると、「聴き分けて下さい」ということです。それをもう少し発展させると、「聴き分けて、それを弾き分けて下さい」ということになります。
『表現のテクニック : その2「聴き分ける」』
「聴く」と言っても、もちろんピアノから出ている音はちゃんと全部、弾いているひとの耳の鼓膜に届いて聞こえているわけです。でも同時に出ている2つ以上のたくさんの音と音の音量差、音量バランスを「聴き分ける」という作業は、ただ音が耳に届いているだけではできないことなのです。
でもピアノで演奏する場合、単音だけで演奏することはありません。必ずメロディーと伴奏、または同時に流れるいくつかのメロディーがあります。それらの音をどちらがどれくらい出ているか客観的に聴いて、聴きながらコントロールして弾き分けていくことになります。
また和音を弾く場合でも、例えばドミソという3つの音の和音だとしたらその3つがどれもきちんと鳴っているか、弱い音はないか、タイミングはそろっているか、トップの音を少しくっきりさせたいとしてどれくらいくっきり出ているか、ピアノを弾く時はそういうことまでコントロールします。
難しいテクニックではありますが、でも意識して聴いていくうちに「聴き分ける」耳ができてきます。意識しなければどれだけ弾いていても聴き分けられるようにはなりません。
聴き分けられるようになったら次は「弾き分ける」練習です。
でも聴き分けられるようになった段階でもう半分はできたようなものです♪
最初は時間がかかるけれど、だんだんコツがつかめていって、コツさえつかめたらそれはどの曲のどんな部分にも使えるテクニックですから、その人自身のピアノのテクニックの腕が上がったことになります!
音量バランスを弾き分けるには、具体的に言うと「重さ」をコントロールするのがわかりやすいと思います。
出したい音の指に重さをかけて、弱くしたい音の指は軽くします。弾きながら常に右手と左手、そして片手でもその手のひらの中や指の先で重さを変えてコントロールします。
あとは打鍵スピードのコントロールもあります。
これはとにかく常に「聴き分けながら」何度も弾いて試してみて、そして耳と手で覚えて身に付けて行くものですね。でもレッスンで一緒にやっていくと、経験者はもちろんですが、初心者の人でもちゃんと身に付いていきますよ♪
今のは同時に出している音と音のバランスを聴き分ける話でしたが、あとは強弱の変化、音量の変化を聴き分ける…というか、聴き取ることも必要です。
たとえばp(ピアノ)からf(フォルテ)までクレッシェンドして弾く時に、どれくらいの音量からスタートしてそれに対してどれくらいまで音量を増やしていくか。
ここで問題なのは、意外と思っている音量と出ている音量が違っていることが多いということです。
弾いている人が「こう弾いているつもり」と思っていても実際に出ている音はそうなっていない。それは弾いている時に、出ている音を客観的に聴き取ってそこから判断してコントロールして弾かないとそうなります。これも先ほどの音量バランスの話と同じように、常に意識して聴くことが必要になります。
このように、ピアノで演奏する時には「聴き分ける」、そしてそれを「コントロールして弾き分ける」ことがとても大切な表現のテクニックになります。
そのテクニックが使えるようになると、演奏は断然素敵になります!!
「おっ?君シロートじゃないね?」
みたいな演奏になりますヨ!(笑)
ぜひ今日からそこらへん「意識して」弾いてみて下さいね〜〜♪
えーぴこ教室大人チーム発表会のリハーサルまであと2ヶ月ほどとなりました!!
そんなわけで出演者のみなさんのレッスンでは曲想(曲の表現)についての内容が多くなってきました。
するとそこで私がみなさんにとてもとてもとてもよく言う言葉が、
「聴いて下さい」
という言葉です。
この「聴いて下さい」というのはもう少し説明すると、「聴き分けて下さい」ということです。それをもう少し発展させると、「聴き分けて、それを弾き分けて下さい」ということになります。
『表現のテクニック : その2「聴き分ける」』
「聴く」と言っても、もちろんピアノから出ている音はちゃんと全部、弾いているひとの耳の鼓膜に届いて聞こえているわけです。でも同時に出ている2つ以上のたくさんの音と音の音量差、音量バランスを「聴き分ける」という作業は、ただ音が耳に届いているだけではできないことなのです。
でもピアノで演奏する場合、単音だけで演奏することはありません。必ずメロディーと伴奏、または同時に流れるいくつかのメロディーがあります。それらの音をどちらがどれくらい出ているか客観的に聴いて、聴きながらコントロールして弾き分けていくことになります。
また和音を弾く場合でも、例えばドミソという3つの音の和音だとしたらその3つがどれもきちんと鳴っているか、弱い音はないか、タイミングはそろっているか、トップの音を少しくっきりさせたいとしてどれくらいくっきり出ているか、ピアノを弾く時はそういうことまでコントロールします。
難しいテクニックではありますが、でも意識して聴いていくうちに「聴き分ける」耳ができてきます。意識しなければどれだけ弾いていても聴き分けられるようにはなりません。
聴き分けられるようになったら次は「弾き分ける」練習です。
でも聴き分けられるようになった段階でもう半分はできたようなものです♪
最初は時間がかかるけれど、だんだんコツがつかめていって、コツさえつかめたらそれはどの曲のどんな部分にも使えるテクニックですから、その人自身のピアノのテクニックの腕が上がったことになります!
音量バランスを弾き分けるには、具体的に言うと「重さ」をコントロールするのがわかりやすいと思います。
出したい音の指に重さをかけて、弱くしたい音の指は軽くします。弾きながら常に右手と左手、そして片手でもその手のひらの中や指の先で重さを変えてコントロールします。
あとは打鍵スピードのコントロールもあります。
これはとにかく常に「聴き分けながら」何度も弾いて試してみて、そして耳と手で覚えて身に付けて行くものですね。でもレッスンで一緒にやっていくと、経験者はもちろんですが、初心者の人でもちゃんと身に付いていきますよ♪
今のは同時に出している音と音のバランスを聴き分ける話でしたが、あとは強弱の変化、音量の変化を聴き分ける…というか、聴き取ることも必要です。
たとえばp(ピアノ)からf(フォルテ)までクレッシェンドして弾く時に、どれくらいの音量からスタートしてそれに対してどれくらいまで音量を増やしていくか。
ここで問題なのは、意外と思っている音量と出ている音量が違っていることが多いということです。
弾いている人が「こう弾いているつもり」と思っていても実際に出ている音はそうなっていない。それは弾いている時に、出ている音を客観的に聴き取ってそこから判断してコントロールして弾かないとそうなります。これも先ほどの音量バランスの話と同じように、常に意識して聴くことが必要になります。
このように、ピアノで演奏する時には「聴き分ける」、そしてそれを「コントロールして弾き分ける」ことがとても大切な表現のテクニックになります。
そのテクニックが使えるようになると、演奏は断然素敵になります!!
「おっ?君シロートじゃないね?」
みたいな演奏になりますヨ!(笑)
ぜひ今日からそこらへん「意識して」弾いてみて下さいね〜〜♪
知らないうちに時は流れていたんですね・・・
12月はお仕事が忙しくて、最近ほんとに
弾く時間がなくて(泣)
冬休みにはいったら、がんばります!
大掃除なんかほっといて、ピアノ弾きます!
いや実は…私もここのところまともにピアノを弾いておらず……(汗)
わ、私もこれからがんばりますっ!!
ええ、大掃除は発表会が終わってから3月にやりますー!!