表現のテクニック:基本編☆
大人の生徒さんに、
「強弱記号が付いていないところの強弱はどうやって弾けばいいんですか?」
って聞かれたのでそのことについて書きたいと思います♪
これは誰にでも、どんな曲にでも言える基本的なことで、かつ大事なことです!ぜひぜひ活用してみてね。
強弱記号が無いところ(まあ付いていても)は、こんなことに気を付けて表現していきます。
1、音高(音形)……音の上がり下がりに沿った強弱。
2、拍子……その拍子が持っている強弱。
3、リズム……リズムが持っている強弱。
4、和声……和声進行によって生まれる緊張感による強弱。
5、フレーズ……フレーズの区切り方や歌い方による強弱。
6、バランス……旋律と伴奏の音量バランス、旋律と対旋律の音量バランス。
7、構成……曲を大きく見た中での強弱構成。
などなど…が基本的な要素でしょうか。あくまで「基本」であって、必ずしもその通りというものでもありません。
以下簡単な補足説明デス。
------------------------
1、音高(音形)……音の上がり下がりに沿った強弱。
話し言葉と同じで、基本的には音が上がる所で音量も高まることが多いです。気持ちが高まると声が高まる、みたいな。
でもこれは他の要素との兼ね合いもあったり、その場面によっていろいろ変わります。
2、拍子……その拍子が持っている強弱。
拍子はもともと拍ごとに強弱を持っています。逆に言うと拍の強弱があるから拍子が生まれます。
どの拍子でも1拍目に強さ、重さがあります。
3拍子だったら、
◯ ◯ ◯ | ◯ ◯ ◯ (強、弱、弱)
4拍子だったら、
◯ ◯ ◯ ◯ | ◯ ◯ ◯ ◯ (強、弱、中強、弱)
になります。
これすごーくすごーくものすごーーーく大事です。
でも言われないとみんななかなか気付かないです。でもどんな曲でも(拍子がある限りは)この「拍子感」が必要です。これがどれくらい前に出るべきかは場合によりますが、でもどんな場合でもこれが根底に必ず必要です。これがあると躍動感のある生き生きした演奏になるし、無いとイケてない演奏になります。
そしてこの「拍子感」があるからこそ、そこからズラした強弱、つまりシンコペーションだったり、舞曲などの持つリズムによる強弱というものがまた生きてくるのです。
あ、それから拍の中にも強弱があります!
拍の頭には強さがありますね。
3、リズム……リズムが持っている強弱。
↑でも書いた、シンコペーションや付点リズムの持つ強弱や、舞曲の持つリズムによる強弱、などなど。
4、和声……和声進行によって生まれる緊張感による強弱。
一言でざっくり言っちゃうと、クラシックでもジャズでもロックでもポップスでも和声(コード)のある音楽は全て、「ドミナントからトニックに行きたい〜〜!!」っていうエネルギーでできています!!
そこらへんを意識しないと作曲家の意図する強弱表現が出せないのですよ。
5、フレーズ……フレーズの区切り方や歌い方による強弱。
言葉と同じで、文頭や文末、区切り、イントネーションがメロディーにはあります。
こういうことをヒントに表現していきます。これが分かっていればわりとどんな曲でも対応していけるんじゃないかな?
あとはこれらのことのどれを優先するかとかどれくらいやるかとか解釈やイメージなどによって変わってきますが、そこもまたおもしろいところです。
えー写真ネタが無いのでいちごちゃんで♪
「強弱記号が付いていないところの強弱はどうやって弾けばいいんですか?」
って聞かれたのでそのことについて書きたいと思います♪
これは誰にでも、どんな曲にでも言える基本的なことで、かつ大事なことです!ぜひぜひ活用してみてね。
強弱記号が無いところ(まあ付いていても)は、こんなことに気を付けて表現していきます。
1、音高(音形)……音の上がり下がりに沿った強弱。
2、拍子……その拍子が持っている強弱。
3、リズム……リズムが持っている強弱。
4、和声……和声進行によって生まれる緊張感による強弱。
5、フレーズ……フレーズの区切り方や歌い方による強弱。
6、バランス……旋律と伴奏の音量バランス、旋律と対旋律の音量バランス。
7、構成……曲を大きく見た中での強弱構成。
などなど…が基本的な要素でしょうか。あくまで「基本」であって、必ずしもその通りというものでもありません。
以下簡単な補足説明デス。
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1、音高(音形)……音の上がり下がりに沿った強弱。
話し言葉と同じで、基本的には音が上がる所で音量も高まることが多いです。気持ちが高まると声が高まる、みたいな。
でもこれは他の要素との兼ね合いもあったり、その場面によっていろいろ変わります。
2、拍子……その拍子が持っている強弱。
拍子はもともと拍ごとに強弱を持っています。逆に言うと拍の強弱があるから拍子が生まれます。
どの拍子でも1拍目に強さ、重さがあります。
3拍子だったら、
◯ ◯ ◯ | ◯ ◯ ◯ (強、弱、弱)
4拍子だったら、
◯ ◯ ◯ ◯ | ◯ ◯ ◯ ◯ (強、弱、中強、弱)
になります。
これすごーくすごーくものすごーーーく大事です。
でも言われないとみんななかなか気付かないです。でもどんな曲でも(拍子がある限りは)この「拍子感」が必要です。これがどれくらい前に出るべきかは場合によりますが、でもどんな場合でもこれが根底に必ず必要です。これがあると躍動感のある生き生きした演奏になるし、無いとイケてない演奏になります。
そしてこの「拍子感」があるからこそ、そこからズラした強弱、つまりシンコペーションだったり、舞曲などの持つリズムによる強弱というものがまた生きてくるのです。
あ、それから拍の中にも強弱があります!
拍の頭には強さがありますね。
3、リズム……リズムが持っている強弱。
↑でも書いた、シンコペーションや付点リズムの持つ強弱や、舞曲の持つリズムによる強弱、などなど。
4、和声……和声進行によって生まれる緊張感による強弱。
一言でざっくり言っちゃうと、クラシックでもジャズでもロックでもポップスでも和声(コード)のある音楽は全て、「ドミナントからトニックに行きたい〜〜!!」っていうエネルギーでできています!!
そこらへんを意識しないと作曲家の意図する強弱表現が出せないのですよ。
5、フレーズ……フレーズの区切り方や歌い方による強弱。
言葉と同じで、文頭や文末、区切り、イントネーションがメロディーにはあります。
こういうことをヒントに表現していきます。これが分かっていればわりとどんな曲でも対応していけるんじゃないかな?
あとはこれらのことのどれを優先するかとかどれくらいやるかとか解釈やイメージなどによって変わってきますが、そこもまたおもしろいところです。
えー写真ネタが無いのでいちごちゃんで♪
そうなの、楽譜通り間違えないでスラスラ弾けてても、のっぺりしてるとイケてない演奏になっちゃうんだよね。
楽譜には書いてないけど大事なことだよね!!