レニングラード国立歌劇場管弦楽団
きのう、レニングラード国立歌劇場管弦楽団の演奏会を聴きにノバホールへ行って参りました!!
ノバホール前はクリスマスイルミネーション。
今年はグリーンのライトだった。去年のブルーっぽい方が神秘的で好きだったな〜。
で!!
プログラムは、
グリンカ : 歌劇「ルスランとリュミドラ」より序曲
ラフマニノフ : ピアノ協奏曲 第2番ハ短調 op.18
チャイコフスキー : 交響曲 第6番ロ短調 op.74 「悲愴」
です。
指揮はカレン・ドゥルガリヤン、ピアノはウラジミール・ミシュク。
いい〜〜!!!
プログラムがいい〜〜〜!!!
ラフマニノフとチャイコフスキーー!!!
グリンカの曲は知らなかったけど!!
全曲ロシア!!ロシアもの!!
ロシアン・ナイトですよっ!!
そんなわけで超〜〜楽しみにしていて、前日には「よし、予習っちゅーか復習っちゅーかしておこう!」と思って「悲愴」のCDを出して聴きながら、「おお〜〜鳥肌〜!!いい曲じゃ〜!!」っとすでに鳥肌を立てて準備OK!!
で!!
演奏会です!
最初のグリンカはもう目の覚めるようなはつらつとしたスピード感のある曲で、ものすごい速いフレーズの応酬を見事に聴かせて、オケのみなさんがまず挨拶代わりに
ドウダ〜!!!
ドウデスカ〜〜!!!
ニッポンノミナサ〜〜ン!!!(※片言の日本語のイメージ。)
と言っているようでした。(笑)
そしてピアノが中央に運ばれ、ラフマニノフ。
やっぱりこれはピアノを弾くものとして憧れの1曲じゃないですか!なんかもう大好きなアイドルが出てくるみたいなドキドキ感で、あたしが弾くわけじゃないけど緊張してた。(笑)
そしてミシュクのピアノの鐘のような和音で始まり・・・・・
おっ・・・遅い・・・。(汗)
すごい遅いテンポで開始。その遅さ故に1音1音の緊張感がすごく高まる。で、でもこの後オケにどうつながるんだろう・・・?と思ったけど意外に違和感なくつながりました。
もう〜〜〜オケの第1主題を聴いてすでに泣きそうになった。(笑)
なんてドラマティックで甘美なの〜〜〜っ!!
でもオケが入った第1主題もテンポはゆっくり。その後曲全体テンポは遅めでした。
でもそれがすごく効果的でステキだった。もうとにかくたっぷりと歌わせる演奏で、「美しいハーモニーをたっぷりと味わって弾いたらこのテンポになった」という感じでしたね。
オケの響きがすごく厚みと温かみがあって豊かでたっぷりとしていて、歌い方もとにかくたっぷりと丁寧、でもゆったりと壮大なスケールがあって、ロシアの広大な大地を思わせる響きでした。(行ったことないけど。)ああ〜、これがロシアのオケってことか、と納得させられましたね。
ピアノのミシュクもなんとなく甘いマスクのイケメンロマンチスト、ってイメージがあったんだけど、いやいや実際の演奏は堂々としてたっぷりとした貫禄と落ち着いた存在感がありました。
もちろんロマンティックでもある。オケも、「オーケストラでもこんなにルバート感って出せるものなんだなあ〜」と感心してしまうほど丁寧に歌ってた。ラフマの2楽章だったかなあ、ピアノのミシュクと指揮者とヴァイオリンがみんなで顔を寄せ合いアイコンタクトしながら息を合わせてすごく丁寧に歌っていたところとかあって、すごいな〜〜と思いました。
そんな甘美なラフマニノフを堪能し、そして後半は「悲愴」ですよっ!!
休憩を終えてオケのみなさんが舞台に登場してくる。
「おっ!あのビカビカしたでっかいのは何だ!?バスクラか!?」
と持参したオペラグラスでチェックするとやはりバスクラリネット。でかいなあ〜!そして装置がピカピカである。
そしてコントラバスの低音で陰鬱に始まる第1楽章・・・・・。こ・・・この寂寥感・・・・・ロシアの凍てつく大地を思わせる暗い響きです。(行ったことないけど。)ファゴットの重い足を引きずるような悲しく絶望に満ちた旋律・・・ああ・・・凍えるようです。
でも!この暗い冒頭があるからこそニ長調の美しい第2主題が胸に迫るのです!!
甘美!!
甘美です〜〜〜っ!!!
ああ〜〜〜脳内でなんかいろんな物が分泌されまくってます〜〜っ!!!
そしてやっぱりあれやね、コンチェルトの時はピアノにバランスを合わせるから音量的にMAXは出さないんだろうけど、シンフォニーはオケの本領発揮でもう大迫力でした!
そして第2楽章。ワタシこの5拍子の曲もけっこう好き。なんかこの不安定な拍子がいい意味で地に足が着かないっていうか(笑)、なんかバレリーナがひらひらの衣装でまるで体重がないみたいに軽くフワフワ踊っているような感じってあるじゃない?あんな感じがすごくする。優雅で、でも不安定なだけに推進力があるような。ステキ♪
そしてテンポのいい快活な第3楽章の後にこの曲を締めくくる第4楽章。
か・・・悲しい・・・・悲しく美しい旋律です・・・。悲しみとはこんなにも甘美なものなのでしょうか・・・。
ああ〜〜〜甘美です〜!!
脳内でなんか分泌されます〜〜!!!
・・・っと音楽に浸りながらもピカピカのバスクラがなんとなく気になる・・・。
あの人ずっとはじっこでピカピカのバスクラ持って座ってるけど、一回も吹いてるの見てないんですけど・・・・・。(汗)もう4楽章・・・・曲終わっちゃうんですけど・・・ドキドキ。
いや〜この第4楽章はたまんないっす!!どこまでもどこまでもどこまでも悲しく甘美です。オケのハーモニーの美しさを存分に響かせて、そして最後はまた背筋が寒くなるような静かで暗く、寒々しい低音に戻っていきます。最後のコントラバスの1音が静かに長く響き、会場は緊張感に包まれ、全員が息をひそめて聴き入ります。そして音がふっと無くなり、会場は沈黙。しばらく止まったままの指揮棒がやっと下りても誰も動けず、しばらくの沈黙の後、感動の拍手が沸き起こりました。
素敵っ!!!
なんて素敵なの!!!素晴らしい演奏!!素晴らしい曲!!
堪能したよ〜〜〜悲愴!!
あれ?でもあのバスクラ・・・・結局1度も吹いてるの見た事無かったんですけどっ!!
と思って隣りで聴いていたうちの教室のTくんってお兄さんに聞いたら、
「あ、1楽章でちょこっとだけ吹いてましたよ。」
って言ってた。え〜〜見逃した!!
と思って帰ってネットで調べたら、なんと1楽章で4音だけ吹くんだって。
そりゃ見逃すよ〜〜〜!!
あ、それで「悲愴」が終わってアンコール。
「あ、なんか今日は『くるみ割り』な気がする。」
ってふと思ったら始まったのはなんと「花のワルツ」。
わ〜〜い当たっちゃった〜♪まあ今日はロシアン・ナイトだしね。いい流れだよね。
で、あまりにもロシアン・ナイトにうっとりしてしまって帰りにレニングラードの「悲愴」のCDを会場で買ってしまった。で、1晩明けて今日は朝から大音量で「悲愴」ですよっ。ロシアン・モーニングですよ!!(笑)
やっぱりいいわあ〜〜、CDは指揮者は違うんだけど、やっぱり昨日の演奏のたっぷり感と美しい響きはありました。
これうちのYAMAHAのアンプ。なかなかいい音するんデスヨ!
そして積み上がるCD。
いや〜〜素晴らしい演奏を聴けてとても贅沢な経験ができました。なんかねえ、築地で一番高いお鮨をたらふく食べちゃったような気持ちになったよ。(もちろん食べたことないけど。)
ああ〜今年もいい年だったな。って気になっちゃったな。(←単純。)
ノバホール前はクリスマスイルミネーション。
今年はグリーンのライトだった。去年のブルーっぽい方が神秘的で好きだったな〜。
で!!
プログラムは、
グリンカ : 歌劇「ルスランとリュミドラ」より序曲
ラフマニノフ : ピアノ協奏曲 第2番ハ短調 op.18
チャイコフスキー : 交響曲 第6番ロ短調 op.74 「悲愴」
です。
指揮はカレン・ドゥルガリヤン、ピアノはウラジミール・ミシュク。
いい〜〜!!!
プログラムがいい〜〜〜!!!
ラフマニノフとチャイコフスキーー!!!
グリンカの曲は知らなかったけど!!
全曲ロシア!!ロシアもの!!
ロシアン・ナイトですよっ!!
そんなわけで超〜〜楽しみにしていて、前日には「よし、予習っちゅーか復習っちゅーかしておこう!」と思って「悲愴」のCDを出して聴きながら、「おお〜〜鳥肌〜!!いい曲じゃ〜!!」っとすでに鳥肌を立てて準備OK!!
で!!
演奏会です!
最初のグリンカはもう目の覚めるようなはつらつとしたスピード感のある曲で、ものすごい速いフレーズの応酬を見事に聴かせて、オケのみなさんがまず挨拶代わりに
ドウダ〜!!!
ドウデスカ〜〜!!!
ニッポンノミナサ〜〜ン!!!(※片言の日本語のイメージ。)
と言っているようでした。(笑)
そしてピアノが中央に運ばれ、ラフマニノフ。
やっぱりこれはピアノを弾くものとして憧れの1曲じゃないですか!なんかもう大好きなアイドルが出てくるみたいなドキドキ感で、あたしが弾くわけじゃないけど緊張してた。(笑)
そしてミシュクのピアノの鐘のような和音で始まり・・・・・
おっ・・・遅い・・・。(汗)
すごい遅いテンポで開始。その遅さ故に1音1音の緊張感がすごく高まる。で、でもこの後オケにどうつながるんだろう・・・?と思ったけど意外に違和感なくつながりました。
もう〜〜〜オケの第1主題を聴いてすでに泣きそうになった。(笑)
なんてドラマティックで甘美なの〜〜〜っ!!
でもオケが入った第1主題もテンポはゆっくり。その後曲全体テンポは遅めでした。
でもそれがすごく効果的でステキだった。もうとにかくたっぷりと歌わせる演奏で、「美しいハーモニーをたっぷりと味わって弾いたらこのテンポになった」という感じでしたね。
オケの響きがすごく厚みと温かみがあって豊かでたっぷりとしていて、歌い方もとにかくたっぷりと丁寧、でもゆったりと壮大なスケールがあって、ロシアの広大な大地を思わせる響きでした。(行ったことないけど。)ああ〜、これがロシアのオケってことか、と納得させられましたね。
ピアノのミシュクもなんとなく甘いマスクのイケメンロマンチスト、ってイメージがあったんだけど、いやいや実際の演奏は堂々としてたっぷりとした貫禄と落ち着いた存在感がありました。
もちろんロマンティックでもある。オケも、「オーケストラでもこんなにルバート感って出せるものなんだなあ〜」と感心してしまうほど丁寧に歌ってた。ラフマの2楽章だったかなあ、ピアノのミシュクと指揮者とヴァイオリンがみんなで顔を寄せ合いアイコンタクトしながら息を合わせてすごく丁寧に歌っていたところとかあって、すごいな〜〜と思いました。
そんな甘美なラフマニノフを堪能し、そして後半は「悲愴」ですよっ!!
休憩を終えてオケのみなさんが舞台に登場してくる。
「おっ!あのビカビカしたでっかいのは何だ!?バスクラか!?」
と持参したオペラグラスでチェックするとやはりバスクラリネット。でかいなあ〜!そして装置がピカピカである。
そしてコントラバスの低音で陰鬱に始まる第1楽章・・・・・。こ・・・この寂寥感・・・・・ロシアの凍てつく大地を思わせる暗い響きです。(行ったことないけど。)ファゴットの重い足を引きずるような悲しく絶望に満ちた旋律・・・ああ・・・凍えるようです。
でも!この暗い冒頭があるからこそニ長調の美しい第2主題が胸に迫るのです!!
甘美!!
甘美です〜〜〜っ!!!
ああ〜〜〜脳内でなんかいろんな物が分泌されまくってます〜〜っ!!!
そしてやっぱりあれやね、コンチェルトの時はピアノにバランスを合わせるから音量的にMAXは出さないんだろうけど、シンフォニーはオケの本領発揮でもう大迫力でした!
そして第2楽章。ワタシこの5拍子の曲もけっこう好き。なんかこの不安定な拍子がいい意味で地に足が着かないっていうか(笑)、なんかバレリーナがひらひらの衣装でまるで体重がないみたいに軽くフワフワ踊っているような感じってあるじゃない?あんな感じがすごくする。優雅で、でも不安定なだけに推進力があるような。ステキ♪
そしてテンポのいい快活な第3楽章の後にこの曲を締めくくる第4楽章。
か・・・悲しい・・・・悲しく美しい旋律です・・・。悲しみとはこんなにも甘美なものなのでしょうか・・・。
ああ〜〜〜甘美です〜!!
脳内でなんか分泌されます〜〜!!!
・・・っと音楽に浸りながらもピカピカのバスクラがなんとなく気になる・・・。
あの人ずっとはじっこでピカピカのバスクラ持って座ってるけど、一回も吹いてるの見てないんですけど・・・・・。(汗)もう4楽章・・・・曲終わっちゃうんですけど・・・ドキドキ。
いや〜この第4楽章はたまんないっす!!どこまでもどこまでもどこまでも悲しく甘美です。オケのハーモニーの美しさを存分に響かせて、そして最後はまた背筋が寒くなるような静かで暗く、寒々しい低音に戻っていきます。最後のコントラバスの1音が静かに長く響き、会場は緊張感に包まれ、全員が息をひそめて聴き入ります。そして音がふっと無くなり、会場は沈黙。しばらく止まったままの指揮棒がやっと下りても誰も動けず、しばらくの沈黙の後、感動の拍手が沸き起こりました。
素敵っ!!!
なんて素敵なの!!!素晴らしい演奏!!素晴らしい曲!!
堪能したよ〜〜〜悲愴!!
あれ?でもあのバスクラ・・・・結局1度も吹いてるの見た事無かったんですけどっ!!
と思って隣りで聴いていたうちの教室のTくんってお兄さんに聞いたら、
「あ、1楽章でちょこっとだけ吹いてましたよ。」
って言ってた。え〜〜見逃した!!
と思って帰ってネットで調べたら、なんと1楽章で4音だけ吹くんだって。
そりゃ見逃すよ〜〜〜!!
あ、それで「悲愴」が終わってアンコール。
「あ、なんか今日は『くるみ割り』な気がする。」
ってふと思ったら始まったのはなんと「花のワルツ」。
わ〜〜い当たっちゃった〜♪まあ今日はロシアン・ナイトだしね。いい流れだよね。
で、あまりにもロシアン・ナイトにうっとりしてしまって帰りにレニングラードの「悲愴」のCDを会場で買ってしまった。で、1晩明けて今日は朝から大音量で「悲愴」ですよっ。ロシアン・モーニングですよ!!(笑)
やっぱりいいわあ〜〜、CDは指揮者は違うんだけど、やっぱり昨日の演奏のたっぷり感と美しい響きはありました。
これうちのYAMAHAのアンプ。なかなかいい音するんデスヨ!
そして積み上がるCD。
いや〜〜素晴らしい演奏を聴けてとても贅沢な経験ができました。なんかねえ、築地で一番高いお鮨をたらふく食べちゃったような気持ちになったよ。(もちろん食べたことないけど。)
ああ〜今年もいい年だったな。って気になっちゃったな。(←単純。)
アンコールの「くるみ割り人形」、これ聴くといつも ひと昔(いや、ふた昔か?)のシャウエッセンのCMが脳内映像として再現されるんですよね。なんか演奏中ウインナーが頭の中で跳ねてました。
やっぱり演奏もウインナーも生が一番!?
演奏会良かったよねー!!
甘美〜〜な一夜でした。
今年の終わりにあんな素敵な演奏が聴けて幸せでした♪
しかしバスクラにはやられました。
45分くらいある曲の中でたったの4音だけだよ!?
しらんぷりして他のところも吹いちゃえばいいのにね。(笑)
せんせいは青春時代、毎日アレ聴いて泣いてましたあ(まじ)。
ノバホールで聞く悲愴、良いですねぇ。。今度機会があったら是非誘ってくださいまし!
ところで、この間お貸ししたアレ、いかがでしたかぁ??
そうか・・・先生の美しいオリジナル作品のルーツの1つはそこにあるのかもしれませんね・・・納得です!
生オケで聴く「悲愴」は感無量でした。ぜひぜひ機会があったらご一緒しましょう〜♪
この間お借りしたアレですが、おなじみのクラシックの名曲のメロディーが思いもよらないアレンジになっていて、聴きながら「そうくるかぁ〜!」と思わず唸る楽しさでした。アレンジはアイデア次第で無限ですね〜〜。