ジャン・フレデリック ピアノ・リサイタル
今日はつくばのノバホールに、ジャン・フレデリックのピアノリサイタルに行って参りました!
このジャン・フレデリックというピアニストはなんと1986年生まれ、今年で21才という若さ!!見た目もハリー・ポッターくんって感じ!日本でのリサイタルも今回の来日で初めてらしいです。
そんなわけで前知識も無く、若いピアニストということでさほど期待も無く行ってみたら・・・・・。
いやあ〜〜〜〜いやいやいやいやいやいや、とんでもない!!
素晴らしい演奏でした!!
プログラムは、
バッハ : イギリス組曲 第2番
ショパン : バラード 第2番
ノクターンop.15-1
ラヴェル : ラ・ヴァルス
リスト : ロ短調ソナタ
というこれまた名曲揃い。
若いのでパワーもあるしテクニックも素晴らしいしとても情熱的でもあるんだけど、でも過度に感情的になってコントロールがきかなくなることも無く、知的で内容の深い演奏でした。
特にバッハとラヴェルが感動しましたー!ワタシがバッハとラヴェルが好きってのもあるんですけどね、バッハも終曲までずっと緊張感を保った美しい流れだったし、ラヴェルはなんとジャンくん(←気安い)本人の編曲!驚きです。これがさー、アレンジも演奏もすごく素晴らしかった。
やっぱりラヴェルを編曲できちゃうくらい作曲にも造詣が深い人の演奏っていうのは、深みがあるし説得力があるわね〜〜。そしてなんとも言えないワルツのリズムの取り方とフレーズの歌い方!会場でお会いした声楽家のW先生も、「あれは日本人じゃできないね〜!」とのご意見。同感同感!あれがフランスのエスプリっつーんですか!?ステキです〜!!
ラヴェルが終わった後、一緒に聴いていたうちの大人のお姉さんのWちゃんも、
「興奮しました〜!」
って言ってました。かわいい。(笑)
ショパンのバラードからf mollのノクターンへのつなぎ方も、まるで一組の曲みたいなつなぎ方で、「ほおお〜〜!」と新鮮な驚きでした。ステキでしたねー。
しかし休憩後のリストになった時には調律がグダグダになってた。
休憩中に調律師さんチューニングしてたのに!
なんスか?なんスかアレ!?
Aの音が甚だしくグダグダになってて気になった〜〜〜。(汗)
特にアンコールの2曲目なんかa mollの曲だったもんだから、聴いててヒジョーにハラハラしました。すごく素敵な演奏だったのに〜〜〜〜!!
しかしそれを差し引いてもとても素晴らしい演奏会だったので、ワタシも聴きにきてた大人の生徒のみなさんもとっても楽しめました♪
帰りに生徒さんとロビーでおしゃべりしてたらサイン会が終わったジャンくんがいたので、一言この気持ちを伝えたいっ!と思い、ずうずうしくもジャンくんに話しかけたところ、スタッフのおねいさんが、「よかったら写真でも一緒にお撮りになりますか?」ってやさしく言って下さったのデス〜〜女神様デス〜〜!
「えっ!!いいんデスかっっ!?」と興奮したらジャンくんも笑ってました。
↑はその写真デス〜〜。ああ〜あたし傘持ってる〜〜。(汗
ああ〜〜音楽とは素晴らしいデス〜〜。言葉も映像も無いのに、人の心を強く動かします。
ジャンくんありがとう〜〜。
またいつかジャンくんの演奏が聴けたらいいなー。お若いからきっとこれからも日本にも来てくれるよね。つくばにもぜひまた♪