バッハはピアノを使わなかった?
私たちがクラシック音楽として扱う音楽は大きく分けて4つの時代に分けて呼ばれます。
古い方から「バロック」「古典」「ロマン」「近・現代」です。
それぞれの特徴があります。
その中の「バロック時代」の音楽の特徴としては「ポリフォニー(多声音楽)」です。
「ポリフォニー」とは、
メロディー
+
和音(伴奏)
ではなく、
メロディー
+
メロディー
という形です。
2本のメロディーだけでなく、
メロディー
+
メロディー
+
メロディー
+
メロディー
のようにたくさんのメロディーが重なることも多いです。
で!
そのバロック時代のポリフォニーの曲をレッスンでもやっていくのですが、その導入としては「プレ・インヴェンション」という教本をよく使っています。
→「プレインベンション」
ポリフォニーに親しむのに適した弾きやすく楽しい曲がたくさん入っています。
バロック時代というと年代では1600年から1750年の約150年間になります。
その時代の鍵盤楽器の音楽の代表的な作曲家というとヨハン・セバスチャン・バッハになりますね。
(Wikipediaより)
クラシック音楽では避けては通れない、なくてはならない大天才作曲家ですが、実はこのバッハ大先生はピアノという楽器はほとんど使っていなかったようです。
という話をするとおどろかれることも多いのですが、バッハが生まれたのは1685年。そしてピアノが最初に発明されたのは1700年頃。バッハが生まれたあとなんですね。
その最初のピアノを作ったのはイタリアの楽器製作者のバルトロメオ・クリストフォリです。
それに注目してその後ピアノを作ったのがドイツのジルバーマンで、当時すでに有名音楽家であったバッハにそれを持って行ったのですね。それが1736年頃。
おお〜〜歴史が動きますね!!
で、ここらへんは大学の時に授業で聞いた話ですが、まあ当時発明されたばかりのピアノはまだ全然現代のピアノとは違った楽器で、最初バッハは気に入らずにあまり使わなかったそうです。
バッハはジルバーマンに楽器の改良すべき点について指摘もしています。
それから何十年、いえ百年くらいかけて、たくさんの楽器職人の手によってピアノは改良をかさね、今の形になるのですね。
で!!
ピアノを使うようになる前の時代にはどんな鍵盤楽器が使われていたか!!
という話を書きたくて書き始めたのですが、えーとそれは次回にします。(笑)
そこまでが長くなったわ。(^_^;)