ローランド・バティック ピアノ・リサイタル

今日はローランド・バティック、ピアノリサイタルを聴きにノバホールへ行って参りました!


     なんか電飾付いてたぞ!


ちょっ!!ちょちょちょちょちょっと!!!すごいの!!すごかったよ!!!

プログラムはモーツァルト、ベートーヴェン、ハイドンと古典をたっぷりと、そしてその後はバティックさんご自身で作曲された数曲、というものでした。

あ、今回めずらしくピアノがベーゼンドルファーでした。ノバにはスタインウェイとベーゼンがあるんだけど、まあいつもコンサートで使われるのはスタインウェイなわけ。だから最初ベーゼンが出てるの見た時、「普段全然使われてないピアノなのに大丈夫かなあ?」なんて思っちゃったけど、そこはやはりベーゼン!豊かで温かみがあってノーブルな響きでしたよ〜♪

    めずらしくベーゼン

バティックさんの演奏素晴らしかった。とにかく表現が生き生きとして迫力があってテクニックもすごくて、しかし叙情的で美しくて、もう感動〜〜!大興奮!!

モーツァルトはイントロダクションを付けたり、即興が取り入れられたりして、とてもチャーミングかつゴージャス、かつドラマティックになってました!私の大好きなジャズ・ピアニストの小曽根真も「モーツァルトが現代に生きていたらきっとジャズをやってるだろう」って言ってたけど、それが今ならすごく納得。現代じゃなくて当時でもきっと、今日のバティックさんみたいに即興を取り入れながらドキドキときめきのある演奏をしていたんだろうな。そうだよなあ〜、リピート部分をもう一回同じこと弾くような無粋なことはしなかっただろうなあ〜。

そしてベートーヴェン、ハイドンの素晴らしい演奏が続き、その後に自作の曲。

いやあ〜〜これが素晴らしかった!!
なんとジャズなのよ!!
えっとジャズって言ってもジャズらしいジャズじゃなくて、う〜ん、なんていうか、例えばキース・ジャレットのソロピアノの「ケルン・コンサート」とかチック・コリアのソロピアノの「ピアノ・インプロビゼーションズ」みたいな、クラシックの現代曲とジャズの混ざったのみたいな。

そうそう、バティックさんってフリードリッヒ・グルダの愛弟子なんだって。なるほどね〜!!グルダもジャズもすごいもんね。納得納得。グルダ、チック・コリアと共演したこともあるんだよね。テレビで見たことある。

そう、チック・コリアみたいな感じがあったな。ちょっとスパニッシュな響きが入ってたりするところとか。曲も「リトル・ピース・フォー・チック・コリア」ってタイトルの曲があってさ。チック・コリアと知り合いなのかな。
自作の曲の最初の方のは割とキレイな響きの曲だったけど、後半はけっこうブルーノートとかも入ってきたりしてよりジャズっぽい響きやリズムになって、バティックさんもノリノリになってきてちょ〜〜楽しかった!!それをさ〜あの超絶技巧テクニックでやっちゃうんだからズルくない!?(笑)

しかもアンコールでスティービー・ワンダーの曲をジャズ風アレンジで弾いて、その後はシューベルトの即興曲。も〜〜楽しかったです〜!!

会場でバティックさんのCDも買ってサインしてもらっちゃった♪
「素晴らしい演奏でした!私はクラシックも大好きでジャズも大好きなので、今日の素晴らしい演奏を聴けてとても楽しかったです!!」
って感じのことをつたない英語で伝えたら、バティックさんやさしい笑顔で「Thank you」って握手してくれました。

    サインでーす


いや〜〜素晴らしかったなあ〜〜!帰り道はポーッと舞い上がってました。
ああ・・・・あたしも練習しよう。


ピアノ教室の方は、ちびっこたちもやっと発表会の曲にみんな取りかかれてがんばってマス!そしたらいろいろ生徒たちの成長に感動することが日々あって日記に書きたいんだけど、ワタシもレッスンの他に自分の練習の曲とかけっこうあってなかなか時間が取れん・・・。そのうち書きますー!みんながんばってるよー!!


♪茨城県土浦市のピアノ教室♪
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2008/11/14 (Fri) / コンサート / comment(7)

チェコ国立 ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団



えーおととい、17日(土)は、ノバホールにチェコ国立 ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートを聴きに行って参りました!

ってここんとこコンサートの日記ばかりですが、今シーズン中なのですよ。音楽祭の。

プログラムは、

スメタナ : 交響詩「我が祖国」より「モルダウ」
チャイコフスキー : ピアノ協奏曲第1番
ドヴォルザーク : 交響曲第9番 「新世界」より

指揮:ペトル・アルトリヒテル
ピアノ:今川裕代


という、親しみ深い曲ばかりでした。

「モルダウ」はあれですね、やはり生のオケで聴くと、各楽器の音色の特性が生きて、非常に立体的で楽しいですね。

チャイコのピアノコンチェルトはね、ワタシはどうもこれとグリーグのピアノコンチェルトはね、あまりにポピュラーでなんだかクラシックに聴こえなくなっていて(汗)、家でもわざわざCD出して聴くことがなくなってたんですけどね、やっぱりちゃんと生で聴くといい曲ですね〜〜。ロマンティックで華やか。
ピアノの今川裕代さんは、細かく速いパッセージなんかも非常に流麗に鮮やかに弾いてらしたんですが、やっぱり女性だからなあ〜〜、どーーーおしてもオケと対等に演奏するにはパワーに物足りなさを感じてしまいました。音量がね。うう〜〜ん。

休憩後の「新世界より」。これやっぱりいい曲ですね〜〜!それぞれの楽章の主題が、ほんとそれぞれ魅力的。一度聴いたら忘れられない、キャッチーなメロディーですよね。それがいろんなところで音色を変え、リズムを変え、和声を変えて登場して、うまく紡がれていくんだなあ〜。人気があるの分かるわ〜〜。楽しいもん。

で、盛り上がって終わったんですが、驚いたのはこの日の公演、アンコールが無かった。(汗)さっさと客電が点いてアナウンスが流れた。うっそー!?

後で調べたら、このブルノ・フィル、この1ヶ月の間に20公演くらい演奏会こなしてるんだわ。日本ツアーで。それでもうさっさと終わりたかったんだろうなあ・・・。
それにどうやらノバ以外の公演では、ピアノコンチェルトのピアニストはスタニスラフ・ジェヴィツキって若いロシアの男性ピアニストが弾いてたらしいぞ?そっちも聴いてみたかったなあ。

そんな楽しい芸術の秋。いちごはひなたぼっこです。




あっ、そうそうそうだ、ぴこサイトのBBSなのですが、このブログにコメント機能があるので、サイトのメニューからBBSははずしました☆なのでコメントありましたらこちらにお願いします。けっこうここ見てくれてる人はいるんだけど、みなさん控えめな方らしくて(笑)あまりコメントされないですが、お気軽に一言書き込んで頂けるとぴこはピコピコと喜びます。
BBSいちおうしばらくこちらに貼っておきまーす。

こちら。
2007/11/19 (Mon) / コンサート / comment(2)

ジャン・フレデリック ピアノ・リサイタル



今日はつくばのノバホールに、ジャン・フレデリックのピアノリサイタルに行って参りました!
このジャン・フレデリックというピアニストはなんと1986年生まれ、今年で21才という若さ!!見た目もハリー・ポッターくんって感じ!日本でのリサイタルも今回の来日で初めてらしいです。
そんなわけで前知識も無く、若いピアニストということでさほど期待も無く行ってみたら・・・・・。

いやあ〜〜〜〜いやいやいやいやいやいや、とんでもない!!
素晴らしい演奏でした!!

プログラムは、

バッハ : イギリス組曲 第2番
ショパン : バラード 第2番
       ノクターンop.15-1
ラヴェル : ラ・ヴァルス
リスト : ロ短調ソナタ

というこれまた名曲揃い。

若いのでパワーもあるしテクニックも素晴らしいしとても情熱的でもあるんだけど、でも過度に感情的になってコントロールがきかなくなることも無く、知的で内容の深い演奏でした。

特にバッハとラヴェルが感動しましたー!ワタシがバッハとラヴェルが好きってのもあるんですけどね、バッハも終曲までずっと緊張感を保った美しい流れだったし、ラヴェルはなんとジャンくん(←気安い)本人の編曲!驚きです。これがさー、アレンジも演奏もすごく素晴らしかった。

やっぱりラヴェルを編曲できちゃうくらい作曲にも造詣が深い人の演奏っていうのは、深みがあるし説得力があるわね〜〜。そしてなんとも言えないワルツのリズムの取り方とフレーズの歌い方!会場でお会いした声楽家のW先生も、「あれは日本人じゃできないね〜!」とのご意見。同感同感!あれがフランスのエスプリっつーんですか!?ステキです〜!!

ラヴェルが終わった後、一緒に聴いていたうちの大人のお姉さんのWちゃんも、
「興奮しました〜!」
って言ってました。かわいい。(笑)

ショパンのバラードからf mollのノクターンへのつなぎ方も、まるで一組の曲みたいなつなぎ方で、「ほおお〜〜!」と新鮮な驚きでした。ステキでしたねー。

しかし休憩後のリストになった時には調律がグダグダになってた。
休憩中に調律師さんチューニングしてたのに!
なんスか?なんスかアレ!?
Aの音が甚だしくグダグダになってて気になった〜〜〜。(汗)
特にアンコールの2曲目なんかa mollの曲だったもんだから、聴いててヒジョーにハラハラしました。すごく素敵な演奏だったのに〜〜〜〜!!

しかしそれを差し引いてもとても素晴らしい演奏会だったので、ワタシも聴きにきてた大人の生徒のみなさんもとっても楽しめました♪
帰りに生徒さんとロビーでおしゃべりしてたらサイン会が終わったジャンくんがいたので、一言この気持ちを伝えたいっ!と思い、ずうずうしくもジャンくんに話しかけたところ、スタッフのおねいさんが、「よかったら写真でも一緒にお撮りになりますか?」ってやさしく言って下さったのデス〜〜女神様デス〜〜!
「えっ!!いいんデスかっっ!?」と興奮したらジャンくんも笑ってました。
↑はその写真デス〜〜。ああ〜あたし傘持ってる〜〜。(汗

ああ〜〜音楽とは素晴らしいデス〜〜。言葉も映像も無いのに、人の心を強く動かします。
ジャンくんありがとう〜〜。
またいつかジャンくんの演奏が聴けたらいいなー。お若いからきっとこれからも日本にも来てくれるよね。つくばにもぜひまた♪
2007/11/11 (Sun) / コンサート / comment(0)

鈴木秀美 チェロ・リサイタル



今日はつくばのノバホールに、鈴木秀美さんのチェロ・リサイタルを聴きに行って参りました〜♪
プログラムはバッハの無伴奏チェロ組曲。
むふー!ステキ!!
今日は1番と3番と5番です。そして12月に残りの2番、4番、6番を演奏ということで、2回に分けて全曲演奏されるというプログラムです。

今日は平日なのでお客さんも少なめでしたが、うちの教室のお姉さんやお兄さんも聴きに来た人もいましたよ♪

もう〜〜やっぱりバッハの無伴奏チェロはいいデス〜〜!!!
チェロの温かな音色もすごく好きだしバッハも好きなので、生でたっぷり聴けるのはぴこ的にはすごく幸せなことデス〜〜!!
いつも思うけど、チェロは(主に)単音の楽器なのに、それでこんなに豊かで崇高で重厚で美しい世界を紡げるなんて・・・バッハは素晴らしいですー!

雨のせいか、序盤は楽器の鳴りが今一つで音が遠くに聴こえたけど、中盤になるにしたがってどんどん楽器が鳴って来て豊かな温かい音になって心に染みました。
無伴奏チェロ組曲ってつまりは1人ポリフォニーだから、忙しくて(?)曲中はほぼ休みが無い感じだけど、フレーズの終わりのちょっとした切れ目の時に最後の音の残響が途切れる一瞬、フッと清らかな空気が流れる感じがします。
あの瞬間がたまらないっス!
わかる?わかる??ね、ね!わかるよね!!
あとディミニッシュをはさんで心ニクイ転調する時とか!短調のフレーズがピカルディー終止で長和音に終止したりとか!
胸がキュ〜ンとしちゃうー!!
わかる!?わかるよねー!!(←誰に言ってるのか?)

鈴木秀美さん・・・・・二枚目ですごくステキなおじさまでした♪(←おじさん好き)
フレーズの歌い方が豊かで、とても気持ちよかったです。余裕っていうか、深みのあるバッハでした!
鈴木さんは指揮者としても活動されてるんですよね。奇しくも前回ノバで聴いたヴッパータール・オケの指揮をされていた上岡敏之さんも、指揮者でありピアニストでもあるんですよね。
ワカモノ風に言うならば、「ちょーリスペクトっす!!」みたいな!!
いやぁ〜〜、才能溢れるスゴイ人って世の中にはたくさんいるものですねえ〜〜。

演奏会の後、うちの教室のお兄さんも、
「モチベーションあがりました!」
って言ってました。よかったよかった!

ああ〜〜12月のも聴きたくなっちゃったな〜〜♪
2007/11/01 (Thu) / コンサート / comment(0)

上岡敏之・ヴッパータール交響楽団



今日はつくばのノバホールに、オーケストラを聴きに行って参りました!!

上岡敏之 指揮・ピアノ
ヴッパータール交響楽団

の演奏で、プログラムは

R・シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
モーツァルト:ピアノ協奏曲21番 ハ長調(上岡さん弾き振り)
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」

でした!


もう〜〜素晴らしかった!!
最初のR・シュトラウスが始まった時から、「このオーケストラよく鳴るなあ〜!」と思ったけど、とにかく迫力があって終止引き込まれました。指揮者の上岡さんがとてもエネルギッシュで情熱的な指揮で、それがオケの音でビンビン伝わってきました!弦楽器の音は豊かで厚みがあるし、管楽器のハーモニーも美しいし、特にオーボエのソロはその度にうっとりするほど美しかったですね!

1曲目の「ドン・ファン」はいきなり華々しくダイナミック、そしてロマンティックでした。いきなり盛り上がったねえ〜〜。
2曲目のモーツァルト、これ弾き振り。ワタシ弾き振りは生では始めて見ました。モーツァルトにしては割と重みのある感じに聴こえました。曲のせいか?いや演奏のせいか?どっちもかな??
指揮者の弾くピアノってことでやっぱりすごくオケに溶け込んでるというか、オケの中の楽器の一つ、って感じがしました。さすがラフマニノフのコンチェルトも弾いちゃう人なだけあって、余裕な感じですね!

前半だけでもたっぷりボリュームがあったのに、後半は運命ですよ!「運命」!!
これがまた素晴らしかった!!冒頭の例の「ジャジャジャジャーン!!」の部分が、大仰じゃなくてすごく潔くて新鮮だったね〜。でもだからと言ってテンポが速いってわけでなく、重厚さもたっぷり!そして大迫力!!緊張感のある情熱的な流れ!!美しいハーモニー!!2楽章なんかすごく美しかったわ〜〜。
フィナーレは怒濤の迫力でした!もう会場も盛り上がって、何度も何度も挨拶される指揮者とオーケストラのメンバーとお客さんが、みんなで感動を共有している感じがすごく良かったです。ブラボーの嵐でしたよ〜。あたしノバであんなにみんながスタンディング・オベーションしてるの初めて見たよ!それだけ盛り上がったってことですね〜。

うちの大人の生徒さん達もけっこう聴きに来てて、終わってから「生とCDは全然違いますね!」って感動のメールが来ました。そうなのよ〜〜これは生じゃなきゃ味わえないのよ〜〜。いや〜これ聴けてよかったよ!これすごくいい演奏会だったー!

芸術の秋ですな〜〜♪
写真は開演前の様子です。
2007/10/14 (Sun) / コンサート / comment(2)
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ピアノ
自己紹介:
土浦市のピアノ教室の先生でぴこと申します。
猫の「いちご」と暮らしてます。

武蔵野音楽大学でピアノを専攻し卒業後土浦で教室を開きました。

ピアノを教えることも弾くことも大好きです!
毎日生徒のみんなとレッスンするのが楽しみです♪
現在は尊敬するピアニストのN先生にレッスンしていただいています。

ジャズピアノも勉強中。千葉県のA先生にレッスンして頂いてます。

音楽理論も大好き♪理論のレッスンもします。

音楽はクラシック以外にも様々なジャンルを聴きます。

音楽以外の趣味はHIPHOPダンスです。2016年からスクールに通っています。
基本的には家で猫と過ごします。
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