NHK交響楽団演奏会行ってきましたー♪

先日の日曜日、つくば市ノバホールにてN響のコンサートに行って来ました!
そしてコンチェルトのピアニストにはなんとパスカル・ロジェ!


おおお〜〜!!
豪華!!

つくばでN響が聴けるなんて〜♪
と去年からチケットを取っておいたのだ!
会場行ってみたらさすがの満員御礼チケット完売!
おおー、いい席取っておいてよかった!

友達とウホウホと会場に入ったらステージいっぱいに赤やピンクのお花がいっぱい!!
すごーーい!!
なにこれ!?こんなん見たことないっ!!


↑これ休憩中。




↑これ終了後。

さすがのN響だから!?
それとも筑波研究学園都市50周年記念事業だから!?
いやー気分アガるねえ。

そして演奏が始まりました。
ワクワク!!!
指揮はラルフ・ワイケルト。
前半のプログラムはモーツァルトのピアノコンチェルト第21番、ハ長調。

清々しい・・・清々しく晴れやかなこのハ長調のコンチェルト。
モーツァルトの音楽が持つ生命力、生き生きとした生命の喜びと力強さみたいなものを感じます。
そしてピアノが入って来た時の瑞々しさ!
パスカル・ロジェのモーツァルトははじけるような躍動感があって、終止オーケストラを牽引しているようでした。

ピアノソナタとかでも思うけど、モーツァルトのこの躍動感ってやっぱりこのピアノのダカダカダカダカって16分音符とか弦楽器のジャカジャカジャカジャカって16分音符の連続がビート感になって音楽を盛り上げるよね。

そしてなんとも優雅で温かみのある第二楽章。
オーケストラの音のなんと豊かで美しいこと!
心地よい・・・・・これはやっぱり生じゃないと体験できない感覚だなあ。

そしてキャッチーでキュートで疾走感のある第三楽章!
鮮やか!!
う〜ん当時の人達もこれを聴いたらモーツァルトの魅力に夢中になっちゃうよなー。
惹きつけられずにいられないわー!
そしてちょこちょこ挟んでくる転調にいちいちキュンとなるわ。(笑)
いや〜高らかに盛り上がって終了〜!!

おお〜〜素晴らしい!!

そして後半はブラームスの交響曲第一番。
ドキドキするー!!!
編成も大きくなりコントラバスも8人います。
冒頭のC(ド)のユニゾンとそしてあの印象的なティンパニ!!!
半音ずつ上昇して行く弦楽器の緊張感!!

くっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

た、たまらん・・・・・・・か、かっこいい・・・・・!!!

胸アツ。(じぃぃーん)

いやーこの冒頭聴いただけでもう満足!!
ってくらい。
生のこの豊かな音色と迫力で胸が高鳴る!!

そしてさすがのN響。この安定感というか安心感。(笑)
安心して音楽に身を委ねられます。
音自体が豊かな響きだし、表現の豊かさが素晴らしいですね。
暖かくまるで包み込むようなハーモニーや、減七度を駆け下りる時の鋭い緊張感。
そしてブラームスの重厚感がたまらないです。

そして第二楽章。
美しい・・・・・美しくて泣ける・・・・・。
途中で出てくるバイオリン・ソロがこれがまた!
なんだろう・・・なんでこんなに胸をしめつけられるように一つ一つのフレーズが心に響くんだろう・・・。(涙)

そして来るべき終楽章への期待を膨らませる第三楽章を経て、いよいよの第四楽章!!

ドラマチック・・・・・!!!

嵐の夜が明けて希望の朝の光が空と大地をを照らし、世界が勝利の喜びを歌い上げるようです!!
まさに歓喜の歌です!
さすがのN響の一体感と迫力!!
聴く者を惹き付けてどんどんと熱く高まって行き、そして圧巻のフィナーレでした!!

聴き終わった後は私も友達も呆然としてしまいました・・・。
ブラームスすごい曲作ったなあ〜〜。
と改めて思ったわー。
いやー構想21年の結実の壮大さですね。
ブラームスの交響曲って、古典の重厚感と構築感にロマン派の甘さがあっていいんですよね〜。

しかし聴きごたえあったわー。
いい音楽が聴けて心がポッカポカのホクホクになりました♪

クラシックって、曲の良さや演奏の表現の良さももちろんあるけど、楽器そのものの音色の良さを感じて味わう、という要素が他のジャンルよりも大きいと思うんです。
ピアノもそうだけど、特にオーケストラはやっぱり生はいいなあ〜。



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2014/03/27 (Thu) / コンサート / comment(0)

ニコライ・ホジャイノフ ピアノリサイタル!!

13日の土曜日、つくばのノバホールにニコライ・ホジャイノフのピアノリサイタルに行って来ましたー!!
この間の日記に書いたこのコンサートです♪

  

とにかく名曲揃い(玄人向け)のプログラムで、絶対いいコンサートになる!!と確信を持っていたので超楽しみにしてました♪
うちの教室の大人の生徒さん達と一緒に聴きました。

ニコライくん(←すでになれなれしい)はなんと今年22歳という若さ!
しかし2010年のショパンコンクールでは当時18歳でありながらファイナリストにまでなり(第一次予選では最高点をマークした)、その後他の国際コンクールで優勝したりまだモスクワ音楽院の学生でありながら世界で演奏活動もしているというピアニストです。

ステージに出て来たニコライくんはまだ少年のような面差しで思わず「がんばれー!」とつぶやいてしまった私でしたが(笑)、演奏は聴いてびっくりの堂々たる素晴らしい演奏でした。

しょっぱなにベートヴェンの31番のソナタという、晩年の大作であり名作を持って来て、もうそれだけで期待でこっちがドキドキ緊張!

聴いて驚いたのがニコライくんの息を飲むような美しい音。
ピアノってこんなに美しい音が出せるの!?ってくらい、澄んでいて柔らかくてでも粒が立っていて、そして p でも遠くまで伸びやかに響いていくような、心が吸い込まれるような美しい音を出すんです。

このソナタがまた、美しいじゃないですか。(涙)
このソナタは、私はベートーヴェンのソナタの中で一番心に響くというか、沁みるです。
第1楽章のシンプルだけど、シンプルだからこそ心に沁みるテーマ。こんなに愛らしくて穏やかなメロディーなのに、調性は明るいのに胸を締め付けられるような気持ちになります。
悲しみの果ての、諦めの先の、悟りのような・・・。

その第1楽章をニコライくんがどこまでも透き通っている美しい音で、愛しむように奏でるのです。

せ・・・・・せつない・・・・・・。(涙)


音も美しいけど、とにかく感心というか感動させられたのは、なんて言うかな、精神力?集中力??
この曲の静かな所とか遅い部分。3楽章もそうだし、そこを非常に落ち着いて思慮深く弾いていましたね。
難しいよ?音が少なくて暗くて遅くて静かな部分。
ニコライくんはそこを集中して、というより自分が深い深い精神世界に入り込んでいるかのように深い表現をしていた。
安定感、というより一体感。

この後に弾いたラヴェルの「夜のガスパール」の第2曲目の「絞首台」もほんとにそれを感じました。
「うう~~んすごい!」ってうなるくらい。
「絞首台」もすごくテンポも遅いし音も少ないし結構長さもあるし、それを最初から最後まで絶妙のコントロールでその世界を作り上げていたのが素晴らしかった。
「絞首台」はずっといくつかのパートの音が鳴ってるんだけど、その高音と低音のパートの音量や音質のバランス、そして和音の中のバランスが絶妙にコントロールされて、そしてテンポもそれが必然と思えるタイミングで刻んで流れていました。
揺るがないテンポから生まれてくる深い静寂と死の世界。
それが全然作為的でなく、自然というか、彼が音楽と一体になってその音楽が生まれてくるように聴こえました。

そうそう、その「作為的でなく自然な」というのは、ニコライくんの奏法でも非常にそれを感じました。
フォームやタッチ。腕や身体の動きが無駄がない、無理がない。
だからこその楽器本来の美しい音が鳴らせるし、超絶技巧な部分もあれだけ鮮やかに弾けるんだろうなあ~!とそこにも深く感心。

近頃の若いピアニストの一部や日本のアマチュアのコンクールで流行っている(?)これ見よがしな大げさな身体の動きや表情(あ、ごめんなさい毒吐きました)、そんなのいらないんじゃないかなあ?と思う。こういう演奏見ると。
まあエンターテイメントという意味ではプロがやるのは狙ってる部分もあるとしても、アマチュアがそこまで指導されるってのはどうなのでしょう?と時々思います。

話がそれましたが、それくらいニコライくんがまあ自然で素晴らしい技術でした。
それもあってか、ここは好みもあると思いますが、曲想もとても自然。これ見よがしな歌い回しが無い。
一緒に聴いていたNさんも、「クセ?が無くて、音楽がスウッと入ってきますね」って言ってました。そうそう、そんな感じでした。

で、ベートーヴェンに話が戻りますが、あのですね、私、泣いた。(涙)
3楽章のあの深い悲しみと絶望、諦め・・・それがニコライくんの深く美しい音で心に沁みて来るわけですよ。どうしてもベートーヴェンの辛い人生を思ってしまうわけですよ。
この頃はもう耳もほとんど聴こえてないんだろうな~・・・それはどんな苦しみで絶望なんだろう・・・その中でこんなに美しい音楽を生み出すのか・・・・・とか。私生活でもいろいろあったろうしね。

そこであのフーガですよ!
フーガが流れて来た瞬間に「神様」を感じて、そして涙が・・・・・。

ベートーヴェンは音楽で神様の世界に近づきたかったんじゃないかな、神様を感じたかったんだろうなって思う。
救われたかったんだろうなって。
絶望して、諦めても、でも音楽への情熱は、憧憬は褪せることが無かった、むしろ最後まで情熱は燃え盛っていたんだろうなって思う。

それをありありと感じるのです。このソナタは。
それを22歳のニコライくんが素晴らしく表現し、伝えていました。
なんなんだーーーこの22歳はーーーっ!?

なんかベートーヴェンだけでこんなに書いちゃった。(汗)
私的には次のラヴェルの「夜のガスパール」も大好きなのでもうたまらんたまらん。
さっき「絞首台」のこと書いたけど、私は第1曲の「オンディーヌ」が好きで、ニコライくんの魔法のような夢のような美しいピアニッシモであの水の精の音楽を奏でるのを聴いて、いや~~ほんと素晴らしかったです。

こんな美しく音を鳴らしてくれるなんて、スポンサーのYAMAHAさんもわざわざ会場にピアノ運び込んだ甲斐があるってもんですよ!(笑)

そんで後半はショパンの「舟歌」と「子守唄」。
これはまたニコライくんの美しい音を際立たせる選曲ですね~!
「舟歌」はショパンの数多くの名曲の中でも私も好きな曲ですが、ショパンの和声の上手さ、水面にきらめく光の色彩や微妙な陰りの変化と美しさを表現していました。

「子守唄」もいやーうなりましたねー。
このミニマルとも言える左手の和声の繰り返しの上で美しく転がるような優しいメロディー。
ミニマルだからこそ浮かび上がる美しさがあるんだなあ~~。
このミニマルミュージックをこんなに夢のように美しく心地よく弾けるなんて・・・。

でもね、このショパンの2曲も、とても自然で、過度にロマンティックなところは無いの。
今時の若者って洗練されてるのかしらねー。

で、最後はリストの「ロ短調ソナタ」。
これも大曲ですよっ!!
重くハードですよ!!
ここでこれまでとはまた違った超絶技巧なニコライくんのパワーもたっぷり聴かせてくれました。
見事!!

まだ少年のようでふあふあヘアーの王子様(?笑)の、溢れる才能と力量をたっぷり堪能させていただきました~~!!!
と呆然としていたらアンコールがこれまたビックリ☆

1曲目はリストの「愛の夢」で、これは、うんうん、アンコールってこういうのだよね♪とみんな楽しく聴いてたら、2曲目は・・・おや?聴き覚えのある旋律・・・・・編曲物?ん?フィガロ??こういう編曲物はリストだよねきっと・・・・・なんて思っていたら、あれあれあれあれ??あれよあれよあれよあれよ〜〜という間に圧倒される超、超、超絶技巧のオンパレード!!
えええええ~~!?と目が点になるすごいテクニック!!
ひえ~~っ!?
(リスト作 ブゾーニ編曲「フィガロ ファンタジー」)

もう拍手喝采☆
そして鳴り止まぬ拍手に応えてもう1曲!!
これがリストの「半音階的大ギャロップ」!!

これぞピアノのオリンピックや~~!!!

と彦摩呂が言いそうな(笑)目にも留まらぬ超絶技巧をお披露目!!
なんと鮮やかかつパワフルな!!

会場の客電がついてやっと拍手も鳴り止みました。
大喝采~!!

ということで、深い深い精神性を持った演奏、夢のような美しい音色、そして圧巻のパフォーマンスと、幅広く懐の深い演奏を聴かせてくれた、若干22歳の王子様でした☆
将来楽しみやなあ〜〜。
ショパンコンクールの審査員をされた日本を代表するピアニストの小山実雅恵さんも、予選で聴いたニコライくんのショパンのエチュードと幻想曲は生涯忘れられないと語っておられましたよ。
ああピアノってなんてすごいんだ!楽しいんだ〜!

また買っちゃったじゃんかーCD。(笑)

   
ベートーヴェンも入ってるもーん。

そしてちゃっかり握手とサインも・・・・・
   キャッ!!

笑顔で握手してくれました・・・ああこれできっと私もちょっとピアノが上手くなったはず・・・ええきっと。

生徒のみんなも機会があったらぜひ一流ピアニストの演奏を生で聴いてみてね。
感動体験は、きっと音楽への関わり方を変えてくれる。
CDじゃあの音を再現できないのよ。っていうかスピーカーやヘッドフォンじゃ再生できないのよー。


ふうーいっぱい書いて疲れたよー☆
もう頭回らん。おしまい~。

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2013/07/15 (Mon) / コンサート / comment(1)

バリトンリサイタル行ってきましたー!

今日(17日)はサントリーホール ブルーローズ(小ホール)に、バリトンのリサイタルを聴きに行ってきましたー♪
島村武男さんという声楽家の方で、ピアノ伴奏を私がレッスンを受けているN先生がされるというので楽しみに聴きに行きました!!

   

赤坂なんてそんな超都会さ行くの久しぶりだっぺよー!!
昼間の赤坂、パリっ!!としたビジネスマンばっかりだったよ!!
おおー。(←物珍しい)

や、演奏会は夕方だったんだけど東京に住んでる幼馴染みと行くことになっていたので少し早めに行ってプチ女子会(笑)してました。

サントリーホールも超久しぶり。格調高いわー。小ホールは初めて入ったけどこちらもシックで素敵〜〜!響きもいいわあ。

プログラムはこちら↓

   

N先生にも素晴らしい声楽家の方だとお話伺っていましたが、本当に素晴らしい演奏会でした!
島村さんはとにかく響きのある、迫力の歌声で、ドラマティックでスケール感があって引き込まれました!
N先生のピアノはとてもメリハリが効いていて、先生がピアノを弾き始めるとその瞬間にその曲の雰囲気が出来上がって、また曲の中でも場面転換が素晴らしく、ドラマを作り上げていました。
音色の変化のコントロールが幅があるんですよね〜。間の取り方とか…。もうさすがですー!!
お二人の演奏が、溶け合ったり、また掛け合いの部分があったり、とても生き生きとしていてお二人も楽しそうに見えたし、聴いているこちらも楽しかったです。
後半は特にドラマティックで引き込まれましたねー!声量があって、部屋全体が響いているみたいな感じがしました。

私もこんな風に生き生きとフレーズを歌うように表現したい、そして生徒にもそれを伝えるレッスンをしたいなーと思いました♪

会場の空調などで島村さんご本人は辛い部分があったようですが、でもこちらには感じさせない圧巻の歌声でした。
ほぼ満席で大盛況の演奏会でした!
ブラボー飛びまくり☆
エネルギーと幸せを頂いた演奏会でした♪

島村さんのCDも買ってきちゃった!
CDでもN先生がピアノ弾いてるよー♪
   


これ関係ないですけどふと思いついて初音ミク描いてみました。(笑)

   

や、普段絵なんて全然描かないし初音ミクの歌も全然知らないです。
ネタですネタ。(笑)


そうそうところで、このブログはスマートフォン対応になってるからいいんだけど本家のピアノ教室のサイトもやっぱりスマホ対応にしないとアレだよね〜〜。
むむむ。
とりあえずAmazonでスマホサイト作る本ポチってみた。
できるかなあ〜〜。(汗)

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2013/06/18 (Tue) / コンサート / comment(0)

音質のコントロール。そしてアレクセイ・ゴルラッチ リサイタル♪

お久しぶりの更新デス☆
ぴこ教室のみんなも私も元気です!
まだ風邪でお休みするコとかもいないね♪

いやー元気なんですけどね、なんか普段の日はレッスンの他に自分の弾く時間を少しでも確保しようとするだけで精一杯ですね・・。(汗)なかなかブログに向かえず・・・。

えーぴこ教室は来年3月の発表会に向けて発表会モードになりつつあります。
なりつつありますっていうか、大人の人達はとっくに発表会モードで「間に合うかなあ〜〜(汗)」とぼちぼちつぶやき出しておりますが(笑)、ちびっこたちはまだ曲が決まっていないコもいるのでまだまだのんびりですね☆

いや、お願いだから焦ってくれ!!
お願いだからっ!!

だんだん子どもチームが増えてきたので新しい大人の生徒さんをお引き受けできないんですけど、今来ている大人の生徒さんはうちに来て何年も続けている方が多いので、ほんとにみなさんそれぞれに進歩されているのを感じます。

最近特にレッスンしていて「おおっ!」と思うことが多いのは、音色のコントロールが上手になっていることです。
「音量」とかじゃなくて「音質」ですね。「硬い音」と「柔らかい音」とか、「重い音」と「軽い音」みたいな違いを弾き分けることです。

「ここは重さをかけてたっぷりした響きで」とか、「ここは重さはなくて軽いんだけどくっきりキラキラした音で遠くまでポーンと響かせるように・・・そのためにタッチはこうして・・・」というような注文をすると、以前はそれができるまで時間がかかったのに、最近はさらっとできて、「おお〜すごいな!!」と思うことがよくあるんです!

みんな・・・いろんな曲をやっている中で、いろんなテクニックが身に付いているんだね・・・!!(涙)

生徒さんも、「先生の所へ来るまでは和音の中のバランスなんて考えたことが無かったですけど、でも言われてやってみると本当に音が変わるんですよね・・!言われてることがだんだん分かるようになってきました♪」と、自分でも変化を感じるようです。

昨日も「左のアルペジオを静かに弾こうとすると音が不揃いになるんですよね〜」と気になっているHさんに(気になることはすごくいいことデス!)、ちょっぴり練習方法をお教えしてその場でやってみたら、「おお・・・・・そろってきましたね・・・こりゃすごい!」とご自分でも感激してました☆私も感激ですー。

そんな風に大人のみなさん、いろんなテクニックをどんどん身に付けて成長しているなあ〜と感じることが多いこの頃です♪みんな真面目だからなあ〜。


それから、今日(11日)、私つくばのノバホールでアレクセイ・ゴルラッチのピアノ・リサイタルを聴いてきましたー♪
きゃ!

ゴルラッチは今年24歳くらいですごく若いウクライナ出身のピアニストです。
ゴルラッチについて何も知らなかったのですが、プログラムがオールベートーヴェンのソナタってい超硬派なプログラムで(笑)、それに惹かれて行きました。

そしたら・・・色白でほっそりしていて髪は金髪のふあふあでかわいらしい男の子(?)で、見た目はオールベートヴェンっていう感じじゃなかったのですが(←シツレイ)、期待以上にすんごくよかったあーーー♪♪♪

ソナタは、「悲愴」、「月光」、「テンペスト」、そして31番(op.110)という名曲揃い!!
興味津々!!
ワクワク!!

ゴルラッチくんは若いけどなんていうか、勢い系って感じじゃなくて、端正で知的、品もあって、でもロマンティックで深みもある演奏で、聴いていてとても引き込まれる演奏でした。
月光の3楽章は勢い系だったかな?

すごくいいベートーヴェンだった!これらのソナタって激しさがあるから弾いてる方も激しやすいけど、でもやり過ぎちゃうと深みがなくなっちゃうと思うのです。でもゴルラッチくんは、もちろん迫力もあるしテクニックもあるけど、でもやり過ぎないっていうか、よく考えて構成してるなあ〜って思いました。
美しく聴かせる所は端正で丁寧で美しく、ここ!という所は大迫力!!

そして、名曲ばかりだけどでも一度にこんなにたくさんベートーヴェンのソナタ練習したくないなあとつい思いました。(笑)

いやーすごい集中力デスよ!!だってどれも重いもん。内容が!!(汗)
特に最後の31番のソナタだよねー。
これ、なんて素晴らしい名曲で、そしてなんて集中力を要する曲なんだろう!
弾く方も聴く方もめっちゃ集中力要るわー。

いやー名曲。
こりゃたまらん。
こりゃーたまらん。
こりゃマジたまらん!!


1楽章のあの冒頭なんて、あんなにシンプルなのになんであんなに美しくて清らかでそして崇高で、でもなぜどこか悲しいのっっ!?
2楽章もいいし、3楽章のフーガとか、なんか神とか感じるわー。(涙)
和音の一つ一つの響きが胸に染みる・・・無駄な音なんて一つも無いです!
これをたっぷりと聴かせる演奏で弾き切ったゴルラッチくん素晴らしいですー!!
あんなにかわいいのにー!!(←?)

いや〜〜いいモン聴いたなあ〜〜!!
と思って放心状態になっていたら、アンコールはショパン3曲♪
これがものすごーくよかったー!
なんだーショパンもこんなにお得意なのね♪
ショパンのロマンティシズムと高い芸術性をすごく気持ちよ〜く魅力的に聴かせてくれました♪♪♪
そしてテクニックあるわー。これからきっとますますいいピアニストになっていくでしょうねー♪

あー楽しかったなあー!
音楽って、ピアノって、なんて楽しいんだろうー☆
握手会で握手もしてもらって、うーんピアノちょっと上手くなったかも!?(←いつもこればかり)


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2012/11/12 (Mon) / コンサート / comment(0)

西本智実&イルミナートフィルハーモニーオーケストラ演奏会!!

今日はつくば市のノバホールにて、西本智実さん指揮、イルミナートフィルハーモニーオーケストラのコンサートでした!!
オケ聴くの久しぶりー♪

それになんと言っても西本智実さんデスよっ!!
世界的に活躍する日本人指揮者ってだけでもすごいのに、なんと女性ですよ!!
しかも美しくカッコイイ!!
一度生で聴いてみたいと思ってましたよ〜〜。

そしてこのイルミナートフィルハーモニーオーケストラというオケは新しく結成されたオケらしいです。そこの芸術監督兼主席指揮者が西本さんということらしいです。
→詳しくはこちら
なのでオケについての情報などはほとんどない状態で聴きに行ったのですが・・・・・いや〜〜!!素晴らしかったですね!!
期待をはるかに上回る演奏会でした!

今日のプログラム。

   

1曲目のモーツァルトを聴いた時点で、わあ〜〜、みずみずしい音のオケだなあ〜って思いました。
新しいオケっていう前知識やメンバーの平均年齢がずいぶん若いという印象のせいもあるかもしれませんが、いや、でもやっぱり音がそうでしたね。
鳴りが良くて迫力もあるし、そして表現がきびきびしていて「ここで来てほしい!」ってところでバッチリ来る!そしてハーモニーが美しくて心地よい。
このみずみずしさに、このモーツァルトの序曲は1曲目にもってこいって感じで納得でしたね〜。

プログラムの記載とは順番がちょっと入れ替わって2曲目にもう1曲のモーツァルトの「フリーメイソンのための葬送音楽」。
そしてその次にストラヴィンスキーの「プルチネルラ」。

この曲、予習しておこうと思って前もってざっと聴いておいたのですが、今日聴いた演奏、すんご〜〜〜くよかった!!
ストラヴィンスキーってやっぱりなんと言っても「春の祭典」に代表される、現代的で革新的な響きの音楽がその特色であり魅力だと思っていたのですが、「プルチネルラ」はその後の「新古典主義」の時代の作品で、だいぶ趣が違うのですよ。
で、最初聴いた時は「ええ〜、これがストラヴィンスキーなの〜?なんでわざわざ古典に戻るの〜?」って印象があったのです。

でも今日の演奏がすごく素敵で、この曲の印象もガラリと変わっちゃいましたね!
「新古典主義」って、「新」なんだなー!って感じです。
すごく古典の「いいとこどり」で、古典のメロディーや和声進行の、品があるけどなんかキュン☆としちゃうキャッチーでキュートなところ(?笑)を主軸に据えつつ、でもところどころにストラヴィンスキーらしい現代的なリズムだったりハーモニーだったり楽器の使い方や奏法をキラキラと散りばめてあって、1曲1曲がすごく魅力的!!
聴いているうちにどんどんワクワクしてきちゃった!
いや〜〜楽しかったなあ〜〜♪

そして後半はお待ちかねのドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」デスよ!!
もう〜〜すごかった!!
第1楽章からもうドラマティックで迫力満点!
オケの音すごくいいです。ハーモニーのバランスが良くて心地いいし、でも輪郭がくっきり聴こえてくるんですよ。だから音楽が立体的でアンサンブルの醍醐味を堪能できましたね〜。細部まで表現が作り込まれていて息も合っていて、演奏者の演奏能力もそうなんでしょうけど、指揮者の西本さんが世界で評価されている才能はこういうことなのかと実感できました。

そして第2楽章。
うぅ・・・・・この・・・・・

このえも言われぬ至福感・・・・。(涙)

なんて美しいハーモニー・・・!!
美しく、温かく、心地よく、どこまでも静かに広がる壮大さ。
至福。至福だよね〜〜・・・。(涙)

そして第3楽章からなだれこむ第4楽章!!
いやもう3楽章からのドラマティックな展開で第4楽章に入った時は感極まって泣きそうになった!
怒濤の終楽章!
かっこいい〜〜!!(涙)

いや〜〜しかし上手いなこのティンパニ。明らかにすごく上手い。
こんなにティンパニに魅了されたのって個人的に初めて!(笑)
一緒に聴いていた友人も「ティンパニ上手かったね!なんか別格な感じだった」って言ってたもん。
なんか前にジャズボーカルのバックでベース弾いてる納浩一さんをテレビでたまたま見た時、「うーん・・・ベースのことはよく分からないけど、この人明らかになんか違う!明らかになんかすごく上手い!!」って見入っちゃった時に似てる。(笑)

いえ、ティンパニだけじゃなくてオケの演奏すごかったですー!
ほんと若さのエネルギーと気力が、あのきびきびしてメリハリがあって集中力とのびやかさのある表現に昇華されている感じがしました。
終わりも感極まって泣けました。(涙)

すごーーーい西本さんーーー!!!!!

いえ、

今日から「智実さま(はあと)」と呼ばせて頂きマス!!(笑)

もう超かっこいい〜〜〜超ステキ〜〜〜!!
いや〜〜音楽っていいなー!

智実さま(はあと)のDVDも買っちゃったい♪

   てへー!

今日は握手会無かった。ちえーっ。
でも智実さま(はあと)のポスターもらっちゃったぞ!?
ポスターは・・・・・でもどうしよう。(笑)


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2012/09/30 (Sun) / コンサート / comment(0)
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プロフィール
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ぴこ
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女性
職業:
せんせい
趣味:
ピアノ
自己紹介:
土浦市のピアノ教室の先生でぴこと申します。
猫の「いちご」と暮らしてます。

武蔵野音楽大学でピアノを専攻し卒業後土浦で教室を開きました。

ピアノを教えることも弾くことも大好きです!
毎日生徒のみんなとレッスンするのが楽しみです♪
現在は尊敬するピアニストのN先生にレッスンしていただいています。

ジャズピアノも勉強中。千葉県のA先生にレッスンして頂いてます。

音楽理論も大好き♪理論のレッスンもします。

音楽はクラシック以外にも様々なジャンルを聴きます。

音楽以外の趣味はHIPHOPダンスです。2016年からスクールに通っています。
基本的には家で猫と過ごします。
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